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2015/09/16

【フィスコ】ネクスとブレインパッド、車載通信デバイスを活用したコネクテッドカー・プラットフォーム構築における協業に合意

| by:ウェブ管理者
株式会社ネクス(本社:岩手県花巻市、代表取締役社長:秋山 司、以下ネクス)と、株式会社ブレインパッド(本社:東京都港区、代表取締役社長:佐藤 清之輔、以下ブレインパッド)は、IoT(*1)時代の到来に向け、ネクスの提供するテレマティクス(*2)デバイスを利用した、コネクテッドカー(*3)ビジネスのためのプラットフォーム構築における協業に合意しました。

さまざまな構想が進む当領域において、既に国内市場向けに最適化されたテレマティクスデバイスを提供しているネクスと、当該デバイスで収集できるデータに関する分析実績を有するブレインパッドが協業することにより、自動車業界や保険業界をはじめとして、自動車の走行支援や車両診断、渋滞緩和などの交通管理、危険予知や交通事故削減などといった、さまざまな可能性のあるコネクテッドカービジネスを強力に支援してまいります

■協業の背景
コネクテッドカーと呼ばれる、通信機能が付加された車両から走行データなどを収集して活用する領域は、成長が期待される IoT の中でも、B2B 市場から B2C 市場までの裾野の広がりが特に期待されており、2020 年までに世界で約 15 兆円の市場規模になるといわれております(*4)。

現在、通信機能を標準搭載する車両は一部の高級車種のみであり、その他多くの車両から各種データを取り出して通信を行うためには、故障診断用の国際規格である OBDⅡ(*5)端子に、データ取得用の通信デバイスを後付けする方法が標準的とされております。
しかしながら、国産自動車メーカーの車内通信は、海外自動車メーカーに比べ標準化が進んでいないため、国際標準に基づいて開発されたデバイスでは、国産メーカーの車両からはデータが取得できない、または取得できるデータの種類が非常に限られてしまうことが、国内外のテレマティクスデバイスメーカーの参入障壁となっておりました。その結果、国内市場においては、複数の自動車メーカーや車種をまたがる車両走行データの収集自体が困難となり、諸外国に比べ、当該データを高度に活用したサービス開発が遅れているといわれております。
ブレインパッドは、この国内における車両データ取得に関する諸問題を解決する技術を有する、車両データ解析ベンチャーの株式会社テクトム(本社:東京都中野区、代表取締役社長:富田 直樹、以下テクトム)に、2012 年より出資しており、以来、当該領域のデータ分析に関するノウハウの蓄積につとめてまいりました。

また、通信機器の企画製造を事業領域とするネクスは、2013 年よりテクトムと協業し、国内最大の車両数に対応する OBDⅡデータ通信ユニットの開発に成功しました。本製品は、OBDⅡ規格に対応した一般的な製品とは異なり、独自のソフトウェアを多数準備することで、900 種類を超える圧倒的な車種対応数を実現しております。また、データ通信機能を搭載しているという特徴を最大限に生かし、毎年リリースされる新型車種、特定用途の車両の追加についても、順次ソフトウェアのアップデートで対応することができます。

ネクスとブレインパッドは、それぞれの領域における国内での先行実績をふまえ、車両走行データを活用したコネクテッドカービジネスの発展を推進することを目的に、データ収集・蓄積から分析後の活用にいたるまで、これから当該事業に参入する事業者をワンストップで支援するプラットフォームの構築を進めていくことに合意しました。


原文はこちら
http://www.fisco.co.jp/uploads/20150916_ncxx_pr.pdf

17:06 | IT:一般
 

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