【まるにわ】産官学金の有志が鳥取の活性化について議論！「鳥取の地域金融周辺で地域課題を考える仲間たち（地域金融会）」を開催！ - グッドウェイ：金融・IT業界・フィンテック情報ポータルサイト（GoodWay Fintech）

2022/07/07	【まるにわ】産官学金の有志が鳥取の活性化について議論！「鳥取の地域金融周辺で地域課題を考える仲間たち（地域金融会）」を開催！	\| by:ウェブ管理者

　2022年6月17日（金）、まるにわは、副業やESG・SDGsに関心のある金融機関、行政、企業経営者や個人を対象に、「鳥取の地域金融周辺で地域課題を考える仲間たち（地域金融会）」開催した。

　「地域金融会」は、鳥取県内の地域課題解決を志すメンバーにより構成され、対話を重ねてコミュニティを形成しながら、地域課題の解決に向けたスキームの企画やノウハウの共有を主目的としている。今回は、1年前の第1回開催（取材レポート）を経てここ1年間で産み出された事業・プロジェクト等の情報を共有しつつ、この先の未来に繋げる議論をすべく開催された。

　なお、この日の進行は齋藤浩文さん（鳥取銀行法人コンサルティング部調査役 / まるにわ代表取締役）と拝藤万理子さん（鳥取銀行）が務めた。

挨拶

　冒頭挨拶で岡本圭司さん（北栄町副町長）は、1年前は鳥取県の職員（鳥取県ふるさと人口政策課関係人口推進室長 / 当時）として参加したことに触れた後、地域が活力を取り戻すためには、都市、地方、産官学が従来の枠組みを超えて多様な知恵を集めて実践を繰り返していくことが必要だと述べた。さらに地域と人、企業を結び付けていく枠割が必要とされている状況下、今日ここに集まった人達にはまさにその役割が求められており、この会が新たなハブの機能を果たすことを願っているとした。

趣旨説明

　齋藤さんは、対話を重視しながらコミュニティーを形成し、企画やノウハウ共有を通じて鳥取県の地域課題解決を目指す会の趣旨や、昨年のイベント開催実績とその後の取組み、当日のプログラムについて紹介した。

タレントシェアの取組み

【経営課題の解決に向けて】

　伊藤俊徳さん（一般社団法人Work Design Lab パートナー）は、複業の考え方や新しいマッチングモデルの取組み、具体的な事例についての情報を共有した。

【まちづくりにおけるタレントシェア】

　齋藤さんは地銀に勤務する傍ら、パラレルキャリア実践として自身が代表を務めるまるにわの活動紹介を通じて、リノベーションやワーケーション、人材募集等のまちづくり活動の概要を説明した。

ESG・SDGsの取組み

　國須多加志さん（米子信用金庫営業統括部）は、「米子信用金庫のESG地域金融促進事業の取組み」と題したプレゼンで、環境省ESG地域金融促進事業に採択された全国10事業者の1社となった実績と経緯を紹介後、PPA（Power Purchase Agreement / 電力販売契約）による地産地消モデルについての進捗状況や見通しを共有した。

　若山慎史さん（鳥取県生活環境部脱炭素社会推進課）は「再エネ普及拡大の鳥取県の取組みについて」で、太陽光発電設備の導入スタイルや課題、県独自の「鳥取スタイルPPA」の特徴、イメージ、および課題などを説明した。

　井上光悦さん（山陰合同銀行地域振興部地域振興グループ）は「地域脱炭素への想いと取り組み〜脱炭素先行地域と電力事業について」で、同行の取組み、脱炭素・気候変動への対応に関する取引先アンケート結果、先行区域の取組みおよび電力事業参入について発表した。

ショートピッチ

　グループセッションの前のショートピッチでは、丸岡さん（米子信用金庫）が取引先を中心にSNSで紹介する取組みを紹介。

　続いて、加藤さん（環境省）は、環境と社会に良い活動を環境大臣賞として表彰するグッドライフアワードの概要を紹介。

　グループセッションでは「経営課題の解決」、「まちづくりにおけるタレントシェア」、「ESG地域金融促進事業」、「地域脱炭素への想いと取組み」の4つのルームが設けられ、参加者は最も関心のあるルームを選択して様々な意見交換や議論を行った。最後に斎藤さんがクロージングとして、地域の事業者の課題を引き取って解決に導く能力の向上、および今後の別地域との連携にも言及して会は終了した。

（取材、記事、編集・制作： GoodWayメディアプロモーション事業部　＠株式会社グッドウェイ）

13:25 | 写真：金融・IT業界向け

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