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2013/08/30

【野村HD】2013~2014年度の企業業績見通し~2013年度後半からは米国景気の復調と円安による輸出数量増効果により輸出が勢いを取り戻す可能性

| by:ウェブ管理者
【2013 年度予想の概要】

本レポートは、野村證券アナリストによる企業業績予想を集計し、その集計結果を分析したものである。2013 年度はRussell/Nomura Large Cap(除く金融)で前年度比10.3%増収、同36.1%経常増益予想である。前回の予想(6 月公表、集計は5 月26 日)と比べると、増収率が1.8%ポイント上方修正されたのに対して、経常増益率は逆に0.1%ポイントの下方修正となった。経常利益予想は前回まで実額ベースで2 四半期連続の上方修正となったが、いったん上方修正が途切れることになった。ただ社数ベースでは引き続き上方修正が優位となっている。

また、3期連続で経常損失が見込まれる公益を除くと、同29.6%経常増益予想から同30.5%経常増益予想へと、0.9%の上方修正となっている。今回の業績予想に際しては、2013 年度通期の円ドル前提を1 ドル98.9 円(前回97 円)、円ユーロ前提を1 ユーロ128.2 円(前回126 円)とした。

2013 年度第1 四半期の企業業績はRussell/Nomura Large Cap(除く金融)で前年同期比44.7%経常増益と、2012年度第4 四半期の同24.8%経常増益を大幅に上回る増益率となった。事前の会社上期予想に対する第1 四半期の進捗率は56%となっており、企業業績のモメンタムの強さを印象付ける内容であったと言えるだろう。円安進行の恩恵が大きいのは事実であるが、19 業種中、17 業種が増益寄与していることに表れているように、企業業績の回復は広範な業種にわたっている。

13年度に見込む10.3%という増収率は資産インフレ期の89 年度に記録した15.1%に次ぐ、高い伸び率である。
緊急経済対策を通じた景気の下支え効果が出始めていることに加え、2013年度後半からは米国景気の復調と円安による輸出数量増効果により輸出が勢いを取り戻すことが期待される。


原文はこちら
http://www.nomuraholdings.com/jp/news/nr/nsc/20130830/20130830.pdf

18:18 | 金融:証券
 

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