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2015/06/11

【野村證券】【レポート】ノムラ個人投資家サーベイ(2015年6月)を掲載~金融」の注目度が大きく上昇、「消費」の注目度が大きく定価

| by:ウェブ管理者
1. 調査の要約

(1) 『ノムラ個人市場観指数』は 39.6 と前月比 12.4 ポイント下落

3 カ月後の株価見通しについて「上昇する」という回答比率と「下落する」という回答比率の差である『ノムラ個人市場観指数(Nomura I-View Index)』は 39.6 と前回 5 月調査の52.0 から 12.4 ポイント下落した。調査時の日経平均株価(15 年 6 月 1 日終値)は 20,569.87円と前回調査時(15 年 5 月 7 日終値: 19,291.99 円)を 1,277.88 円上回っており、株価の過熱感を感じる回答者が増えた模様だ。

(2) 「為替動向」の注目度が上昇

今後 3 カ月程度で株式市場に影響を与えると思われる要因について質問したところ、「国際情勢」の注目度が前月に続き一位となったが、回答比率は前月比 5.4%ポイント低下した。

一方、「為替動向」は前月比上昇幅が 7.8%ポイントと全体の中で最も大きかった 。5 月 28日にアメリカドル/円レートが 2007 年 6 月の高値(1 ドル=124.14 円)を突破し、2002 年以来の円安ドル高水準まで進んだことが背景にあると思われる。

(3) 「金融」の注目度が大きく上昇、「消費」の注目度が大きく低下

今後 3 カ月程度の個人投資家の各業種に対する見方について、「魅力的な業種」との回答比率から「魅力的と思えない業種」との回答比率を差し引いた DI を見ると、前月に続き「自動車」が一位となった。前月比上昇幅が最も大きかったのは「金融」で、9.6 ポイント上昇した。一方、「消費」は前月比 9.3 ポイント低下し、前月比低下幅が最も大きかった。

(4) 円高ドル安見通しが 5 カ月ぶり減少

3 カ月後のアメリカドル/円レートの見通しについて円高ドル安を見込む回答比率の合計は 54.2%と前月の 56.5%から 2.3%ポイント低下し、5 カ月ぶりに低下した。内訳をみると、「10 円程度」の円安ドル高を見込む選択肢についての回答比率が前月比で+1.9%ポイントと、上昇幅が最大であった。また、「5 円程度円安ドル高」は同 0.3%ポイント上昇した。「5 円程度円高ドル安」は前月比-1.9%ポイントと低下し、低下幅が最大であった。
全体として円高ドル安を予想する個人投資家が減少した。

(5) 「アメリカドル」の投資魅力が大きく上昇、「日本円」が低下

今後 3 カ月程度の各通貨に対する見方について、「最も投資魅力がある通貨」との回答比率から「投資魅力があると思えない通貨」との回答比率を差し引いた DI を見ると、「アメリカドル」が 40.8 で引き続き一位となり、前月比で+16.5 ポイントと大幅に上昇した。

一方、「日本円」は同 7.2 ポイント下落し、全通貨中で最大の低下幅を記録した。また、
「オーストラリアドル」は同 3.8 ポイント下落した。


原文はこちら
http://www.nomuraholdings.com/jp/news/nr/nsc/20150611/20150611.pdf

17:08 | 金融:証券
 

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