【KVH】KVH、プライベートクラウドサービスで仮想化ネットワーク機能を提供～「MidoNet」の採用によりネットワーク機能も含めたクラウドの統合管理が可能に - グッドウェイ：金融・IT業界・フィンテック情報ポータルサイト（GoodWay Fintech）

2014/07/29	【KVH】KVH、プライベートクラウドサービスで仮想化ネットワーク機能を提供～「MidoNet」の採用によりネットワーク機能も含めたクラウドの統合管理が可能に	\| by:ウェブ管理者

アジアの情報デリバリー・プラットフォームを提供するKVH株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長兼 CEO：東瀬エドワード、以下「KVH」）は、ミドクラジャパン株式会社（以下「ミドクラ」）によるネットワーク仮想化ソフトウェア「MidoNet」を採用し、「プライベートクラウド Type-S」を本日より発売開始することを発表しました。「MidoNet」はSDN / NFV 対応のネットワーク仮想化ソフトウェアであり、クラウド基盤ソフトウェア「OpenStack」と連携することでオープンかつ柔軟な次世代のクラウド環境を提供します。

KVHのプライベートクラウドサービスは、クラウドのメリットを維持したまま、完全に他社とは独立した安全性の高いクラウド環境を提供することで、お客様独自のIT環境およびその管理の最適化を実現してきました。さらに、今回「MidoNet」の導入によって、高価なネットワーク機器の購入やマニュアル作業による設定をすることなく、シンプルな物理トポロジーで高度な仮想ネットワークの構築が可能となります。

「プライベートクラウド　Type-S」の主な特徴は下記の通りです。

・コスト削減：　これまでお客様が自ら購入する必要があった「ロードバランサー」、「ファイアウォール」等をプライベートクラウドサービスの機能として取り込むことにより、アプライアンス機器の新規・追加購入が不要になります。これにより、企業は少ない機器での運用およびビジネス効率がよくなり、総合的なITコストが20%～30%削減します。
・運用効率の向上：　コマンド習得の必要なく、お客様自身による設定変更が単一のユーザーインターフェースを通じて可能となります。また、これまで行っていた設定変更に伴う書類での手続きが不要になります。

「プライベートクラウド Type-S」は、これまで提供してきたプライベートクラウドサービスのラインアップを拡充するものとして位置づけ、利用価格は初期費用100万円～(税別)、月額費用は100万円～(税別)となります。サービスの提供開始時期については、個別に対応させて頂きます。

また、「プライベートクラウドType-S」は、将来的に、SDN技術を適用するネットワークサービス「etherXEN」、およびアジアの主要100のデータセンター間をキャリアクラスのイーサネットで接続する「DCNet」と相互連携することを見据え、「OpenStack」を採用することを決定しました。「OpenStack」では、プラグインを通じて豊富なAPIに対応することが可能となります。また、オープンイノベーションを通じて外部企業と連携することにより、競争力の高い革新的なサービスを開発することが可能となり、長期的な競争力が確保されます。

KVHのテクノロジー本部、執行役員の濱田　義之は、「KVHは、今後クラウドおよびネットワークサービスを融合した革新的なサービス開発を進める上で、今回のSDN/NVF技術および「OpenStack」の適用は重要な転換点となります。KVHでは、サービス機能向上のためオープンイノベーションの活用を加速化し、「OpenStack」コミュニティでの開発にも貢献していきます。今後も競争力の高い革新的なサービスを開発することにより、お客様企業のビジネスの革新に寄与できると確信しています。」と述べています。

また、「MidoNet」を提供するMidokuraの共同創業者兼 CEOであるダン・ミハイ・ドミトリウ氏は次のように述べています。「KVHと共に、クラウドソリューションを提供できるようになったことを大変嬉しく思います。KVHのプライベートクラウドとMidoNetの連携によって、お客様は仮想化環境に、革新的な柔軟性と拡張性をもたらす仮想ネットワークを簡単に導入することができるようになりました。これらの技術により、さらに多くのお客様に柔軟なIT基盤を比較的容易に構築・活用いただけるようになると確信しています。」

原文はこちら
http://www.kvhasia.com/ja/information-center/press/e-270/

14:04 | IT：一般

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