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2016/06/07

【LatinFinance】第2回「ラテンアメリカ日本インベスターズフォーラム」、日本とラテンアメリカ~広がりを見せる経済動向と投資機会

| by:ウェブ管理者


 2016年6月1日(水)、2日(木)、Latin Financeは汐留のコンラッド東京において第2回「ラテンアメリカ・日本インベスターズフォーラム」を開催した。



 「ラテンアメリカ・日本インベスターズフォーラム」は、日本とラテンアメリカのビジネスリーダー、機関投資家、顧問、大口投資家、そして政府関係者を集め、2日間に渡って行われるフォーラムで、1日目はパネルディスカッションやプレゼンテーションを、2日目はLatin Financeと1対1のミーティングを行う。参加者は日本とラテンアメリカの最新動向を知れるほかに、投資機会を見極め、その手続きを取引成立へと推し進め、ビジネスでの関係強化に役立てることができる。




 まずはじめに、LatinFinance CEO Taimur Ahmad氏(写真左上)の開会挨拶後、開会講演として、Development Bank of Latin America CFO Hugo Sarmiento氏(写真右下)が登壇した。




 続いて、基調講演はInstitute for International Economic Studies Kiyoto Ido氏(写真左上)、特別講演は外務省 中南米局 局長 高瀬 寧氏(写真右下)が務めた。




 オープニングパネル「日本とラテンアメリカ~広がりを見せる経済関係と投資機会」では、パネリストとして、

Koki Hirota氏 Chief Economist, JICA
Alexandre Meira da Rosa氏 VP of Countries, Inter-American Development Bank
Carlos Blanco氏 General Director of Public Indebtedness and Treasury, Ministry of Finance, Peru
Carlos Vargas氏 Managing Director, Mizuho Securities USA
Junsuke Koike氏 Regional Head for Latin America, MUFG – The Bank of Tokyo Mitsubishi UFJ Ltd.
Carlos Martabit氏 Chief Financial Officer, BancoEstado

が登壇。モデレータはTaimur Ahmad氏が務めた。現在の日本とラテンアメリカ諸国間での資本移動の原動力と方向性、これまでの成功事例、今後日本とラテンアメリカ諸国の経済関係はどのようにすれば強固になるのか議論した。



 休憩を挟み、次のパネルディスカッションでは「ラテンアメリカの債権への投資機会」と題して下記のパネリストとモデレーターが登壇。信用情報に関する幅広いディスカッションを通じて、成功を収めている企業の実態に迫った。

(パネリスト)
Arthur Rubin氏 Head of Latin America DCM, SMBC Nikko Securities America
Carlos Blanco氏
Andre Carvalhal氏 Head of the London Office, BNDES
Carlos Martabit氏
Gabriel Felpeto氏 Corporate Director – Financial Policies & International Issues, CAF
Masato Tachibana氏 President, Carrera Asset Management

(モデレーター)
Aaron Weinman氏 Senior Reporter, LatinFinance



 午前最後のパネルディスカッションでは「未来への展望~ラテンアメリカ諸国のインフラ開発への投資とパートナーシップ」と題して、現行のラテンアメリカ諸国全域に渡る主要インフラ開発を整理し、日本の投資家、金融機関、企業の資本がどのように関連したかを検証した。パネリストは下記の通り。

Kenichiro Koreeda氏 Deputy Director, Americas Division/Latin America and Caribbean Office, Ministry of Economy, Trade and Industry (METI)
Jorge Kogan氏 Senior Advisor Vicepresidency of Infrastructure, CAF
David Gonzalez氏 Executive Director and Head of Infrastructure, Project Finance Latin America, SMBC
Henry Acosta氏 Executive Secretary, Coalianza
Toshitaka Takeuchi氏 Senior Advisor to the Director General, Director South American Division, JICA
Carlos Blanco氏 General Director of Public Indebtedness and Treasury, Ministry of Finance, Peru

また、モデレーターはTaimur Ahmad氏が務めた。



 昼食は別の階に移動し、参加者は一人ひとりテーブルについて昼食をとりつつ、隣に座る人と積極的にコミュニケーションをとっていた。



 午後のプレゼンテーションでは「ペルー共和国におけるマクロ経済の展望と経済戦略」「ラテンアメリカでのインフラ事業における経済的ギャップを埋めるには」、特別講演「シンジケートローン」、「ラテンアメリカ諸国による製造業」、最後にプレゼンテーションとして「ホンジュラスのインフラおよびエネルギーセクターへの投資機会」が行われた。

 さらに翌日は、会場を個別商談やネットワーキングの場として開放し、参加者は新たなビジネスチャンスの発掘や既存のビジネスパートナーとの親交を深めた。

 世界を取り巻くマクロ経済の煽りを受け、日本からラテンアメリカへ向けた経済動向は活発とはいえない状況である中、ラテンアメリカは最大の投資国である日本との繋がりをより強くするべく行動している。今後のLatinFinanceと国内外の金融機関および事業会社の取組みに注目したい。

(取材、撮影、記事、編集・制作 : 村上 遥 @株式会社グッドウェイ )





09:13 | 写真:金融・IT業界向け




 

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