【SMBCフレンド証券】緊急レポート「5月23日 日経225大幅下落に対する緊急レポート」
http://www.smbc-friend.co.jp/market/pdf/20130523_emg.pdf
下落要因
1. バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長が前日、量的金融緩和の規模縮小の可能性に言及したことで米10年債利回りが2%まで上昇、東京市場でも10年債利回りが一時1%を超え、債券先物市場ではサーキット・ブレーカーが作動するほど下落したことから、市場参加者の心理が冷えていた。
2. 米金利上昇を受けた円安から朝方の東京株式市場は大きく値上がりしたものの、個別に値上がり銘柄数より値下がり銘柄数の方が多く、全体の雰囲気は決して良くなかった。こうした弱い地合いは前日においても同様であった。
3. HSBCが朝方発表した中国の5月製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値が事前予想(50.4)を下回ったほか、景況感の節目となる50を7ヵ月ぶりに下回ったことでアジア株全般のほか、日本以外アジア通貨が下落したことが下落のきっかけとなったと考えられる。
*先週15日にもこうした流れが見られたものの、早晩落ち着きを取り戻し、すぐに切り返したのは周知のとおり。日本株の押し目を狙うタイミングが到来したと考えてよいだろう。
詳細
http://www.smbc-friend.co.jp/market/pdf/20130523_emg.pdf