2013年7月18日(木)、想研は、大手町ファーストスクエア・カンファレンスにおいて、金融法人自己運用部門、年金基金、証券会社、資産運用会社(商品企画担当者、ポートフォリオマネジャーなど)向けに「第5回 日本ETFフォーラム」(無料事前登録制)を開催しました。会場には約90社・基金にのぼる約140名の参加者と約40名の関係者が集まり、ほぼ満席となりました。
冒頭の開会挨拶では、想研 常務取締役 菊池氏より想研のサービス概要について簡単に説明がありました。その後、東京証券取引所 執行役員 小沼氏より、オープニングスピーチ「アジアNo.1戦略における、ETFの役割 ~JPXグループ・中期経営計画から~」が行われ、ETF市場の概要や市場拡大に向けた具体的な取組み事例について解説が行われました。
その後、2つのパネルディスカッション
「加速するアルファの”ベータ化” ~ETFの多様化・高度化を支える、インデックス業界の最新動向~」
「NISAでチャンス到来か ~これからのETFリテール・マーケティング~」
のほか、4つのプレゼンテーション
「債券ETFが魅力的な投資選択肢である理由」(バンガード・インベストメンツ・ジャパン営業企画部長 廣江氏)
「投信企画・運用におけるETFの有用性」(ドイツ証券 アセット アンド ウェルス・マネジメント統括本部 商品企画部 ディレクター 松野 氏)
「ETFは新たなステージへ」(ブラックロック・ジャパン iシェアーズ事業部長 上坪 氏)
「機関投資家によるETFの活用状況」(ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ 証券営業本部長 リチャード・クレアモント氏)
が行われました。
来場者からは、今回のETFに特化したフォーラムを通じて、市場規模、機関投資家の需要、今後の方向性が見えたといった声があったほか、個人投資家実態調査の集計結果をもとにしたパネルディスカッションやNISA(少額投資非課税制度)に関する登壇者の意見や本音なども飛び出し、有意義なフォーラムとなりました。
全てのプログラム終了後は、フォーラム会場の隣部屋に用意された懇親会会場で料理や飲み物が振舞われ、登壇者や来場者同士による意見・情報交換やネットワーキングが行われました。
想研は、金融に特化したマーケティング企業です。今回のフォーラムは、想研がメディア事業の一環として年に4回発刊している銀行や証券会社などと運用会社・保険会社とのコミュニティ・メディア「Ma-Do」、ヘッジファンドやプライベートエクイティ、不動産といったオルタナティブ投資や株式・債券の伝統的運用をカバーする機関投資家向けの総合運用情報誌「オル・イン」が主催となり、東証・名証の後援、NPO日本ETF投資協会の企画協力、その他の協力・協賛企業により開催されました。想研では、その他にもNPO法人確定拠出年金教育協会と共に年金担当者のためのコミュニティマガジン「DCウェーブ」を年2回発刊しています。
(取材、記事、撮影、編集/制作: 藤野 宙志)