アクセンチュア金融サービス本部でファイナンス&リスクサービスのシニア・マネジング・ディレクターを務めるスティーブン・R・カルプ(Steven R. Culp)は次のように述べています。「リスクの性質が多様化し、データの量と質が爆発的に増加するなか、リスク管理と新しいテクノロジーを橋渡しするスキルがこれまで以上に必要とされています。2008年の金融危機以降、世界は劇的に変化しました。これまで金融機関では人材の拡充によって、規制やコントロール面での問題に対処してきました。しかし今後は、データとテクノロジーの利活用が進むとともに、それに伴って従業員のスキルを強化することが必要です。これまでの経験やリスク管理に関する規律をテクノロジーによって代替えすることはできませんが、パターン認識や仮説検証にビッグデータ分析機能などのテクノロジーを最も効果的に組み込んだリスク管理チームこそが、競争優位性を発揮できるでしょう。」