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2014/08/25

【日本証券業協会】会員の平成26年3月期決算概況(確報値)~ 全250社の内、203社が黒字会社(前期比16社増)で、全体の81%。8割以上の会社が黒字を計上するのは、平成16年3月期以来10期ぶり

| by:ウェブ管理者
本決算概況は、本年6月17日に公表した「会員の平成26年3月期決算概況(速報値)について」のデータの確報版です。

1.全国証券会社(250社)の決算概況【脚注】
平成26年3月期の全国証券会社の決算は、受入手数料の増加などにより、黒字転換した前期よりさらに増収増益となった。
この3月期決算の概況は以下のとおりである。

(1) 営業収益は、政府や日銀の金融・経済政策への期待感を背景にした株式市場の活況などにより、前期比9,177億円増(同29%増)の4兆888億円であった。
その内訳をみると、受入手数料は、委託手数料が同3,966億円増(同84%増)の8,704億円となったことや、エクイティファイナンスの増加により、引受け・売出し手数料が同550億円増(同47%増)の1,707億円となったこと、また投資信託の販売が好調で、募集・売出しの取扱手数料が同442億円増(同9%増)の5,138億円となったことなどから、同6,672億円増(同37%増)の2兆4,611億円となった。
また、トレーディング損益は、株式、債券ともに好調で、同2,019億円増(同23%増)の1兆979億円となった。
なお、純営業収益は、前述の営業収益から金融費用2,882億円(同150億円増、同5%増)を差し引いた3兆8,005億円(同9,027億円増、同31%増)となった。

(2) 一方、販売費・一般管理費は、市場の活況による取引量の増加に伴い取引関係費が前期比1,520億円増(同35%増)の5,862億円となったものの、人件費が同892億円増(同9%増)の1兆981億円にとどまったため、全体として同3,112億円増(同13%増)の2兆6,283億円と営業収益の増加に比して費用増加が小さかった。

(3) 以上のことから、経常利益は、前期比5,836億円増(同96%増)の1兆1,890億円、当期純利益は、同4,575億円増(同100%増)の9,144億円と倍増した。
なお、9,000億円を超える黒字額の計上は、平成18年3月期(1兆1,363億円の黒字計上)以来となった。
【脚注】 平成26年3月末現在の全国証券会社255社のうち、廃業した会社など5社を除く250社の合算ベース。前年同期(253社)より3社減。 1

2.各社の当期損益の状況
決算状況から、全250社を当期純損益で利益計上した会社(黒字会社)と損失計上した会社(赤字会社)に区分してみると、203社が黒字会社(前期比16社増)で、全体の81%を占めている。
なお、8割以上の会社が黒字を計上するのは、平成16年3月期以来10期ぶりである。

原文はこちら
http://www.jsda.or.jp/shiru/kyoukaiin/2603.pdf

18:13 | 金融:行政・取引所・団体
 

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