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2019/10/09

【SBIホールディングス】フォトナミック社によるオランダ企業・フォトニクスヘルスケア社買収のお知らせ

| by:ウェブ管理者
SBIホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:北尾 吉孝)の子会社で、5-アミノレブリン酸(ALA)(※1)を利用した医薬品開発事業を手掛けるドイツのphotonamic GmbH & Co. KG(本社:ドイツ・ピンネベルク、代表: Ulrich Kosciessa, Ph.D. 以下「フォトナミック社」)は、細胞内の酸素濃度を測定する機器開発を手掛けるPhotonics Healthcare B.V.(本社:オランダ・ユトレヒト、CEO: Michael Munker, 以下「フォトニクスヘルスケア社」)の株式を取得し、同社を子会社化したことをお知らせいたします。

 フォトニクスヘルスケア社は細胞内における酸素濃度を測定する技術を保有しており、同社が開発した医療機器COMETはCEマーク(※2)を取得しております。COMETは細胞内における酸素濃度の測定にALAを用いることから、従来フォトナミック社とフォトニクスヘルスケア社は提携関係にありましたが、更なる臨床開発のスピードの促進および両社のシナジー効果を鑑み、今般子会社化することになりました。

 フォトナミック社が開発するAlacare(日光角化症治療薬)を患者に貼付し、細胞内にALAを含有させることで、ミトコンドリアは酸素とALAを利用し、プロトポルフィリンIX(以下「PP IX」)を生成します。COMETによる短波長光を当てることでPP IXは発光する性質を有しており、この発光時間が細胞内の酸素濃度によって異なるという特徴を用いることで酸素濃度の測定を行います。この測定方法により世界で初めての非侵襲の測定が可能となりました。既に複数の病院にて20を超える治験を通じて酸素濃度測定をテストしております。

 フォトナミック社およびフォトニクスヘルスケア社は、従来の血圧や血流をコントロールする間接的な手法に比べ、この手法は治療に従事する医師たちが切望していた治療法であり、今後極めて有効な治療方針を立てることが可能になることを期待しています。

 SBIグループではアンメットメディカルニーズに応えるALAを利用した医薬品を世界中の一人でも多くの方に提供できるよう、今後もALAの様々な可能性を追求し、医薬品等の研究開発に努めてまいります。

(※1)5-アミノレブリン酸(ALA)とは:体内のミトコンドリアで作られるアミノ酸。ヘムやシトクロムと呼ばれるエネルギー生産に関与する機能分子の原料となる重要な物質ですが、加齢に伴い生産性が低下することが知られています。ALAは、焼酎粕や赤ワイン、高麗人参等の食品にも含まれるほか、植物の葉緑体原料としても知られています。

(※2)CEマークとは:商品がすべてのEU (欧州連合) 加盟国の基準を満たすものに付けられる基準適合マークを指しており、一定の品質水準を有していることを示しています。


原文はこちら
http://www.sbigroup.co.jp/news/2019/1009_11689.html

16:06 | 金融:証券
 

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