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2016/03/07

【日本銀行】【講演】「マイナス金利付き量的・質的金融緩和」への疑問に答える 読売国際経済懇話会における講演 日本銀行総裁 黒田 東彦

| by:ウェブ管理者
日本銀行の黒田でございます。本日は、読売国際経済懇話会でお話する機会を頂き、誠に光栄に存じます。

日本銀行は、1月末、これまでの「量的・質的金融緩和」に「マイナス金利」という新しい要素を追加し、「マイナス金利付き量的・質的金融緩和」を導入しました。金融機関が日本銀行に有する当座預金に、-0.1%のマイナス金利を付します。これによって、これまでの「量」の拡大、「質」の拡充というオプションに、「マイナス金利」という新しいオプションを加え、3つの次元で追加緩和ができるスキームとしました。金融市場の一部には「量的・質的金融緩和」は、これ以上の拡張は無理ではないか、限界ではないかという声がありましたが、完全に払拭されたと思います。

今回の「マイナス金利付き量的・質的金融緩和」は、金融機関や金融市場、さらには広く国民生活に影響を与えるものです。また、「マイナス金利」という言葉のインパクトが大きいことも手伝って、新聞やテレビで連日大きく取り上げられました。それだけに、金融市場や金融機関経営へのインパクトから、日々の生活に及ぼす影響まで、様々な角度からの質問・疑問も生じています。本日は、この政策について、私たちの考え方を整理してお話したいと思います。


原文はこちら
http://www.boj.or.jp/announcements/press/koen_2016/data/ko160307a1.pdf

17:09 | 金融:行政・取引所・団体
 

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