(2011/07/29)
平成24年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
http://www.techmatrix.co.jp/ir/pdf/lib20110729.pdf
1. 平成24年3月期第1四半期の連結業績(平成23年4月1日~平成23年6月30日)
(1) 連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 四半期純利益
百万円% 百万円% 百万円% 百万円%
24年3月期第1四半期 3,467 13.7 73 ― 85 ― 22 ―
23年3月期第1四半期 3,049 △0.3 △22 ― △25 ― △57 ―
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)連結経営成績に関する定性的情報
当第1四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、ギリシャショックに端を発したヨーロッパの信用不安による円高・株安が長期化し、加えて、平成23年3月11日に発生した東日本大震災の影響により、企業の設備投資が本格的に回復する状況には至りませんでした。また、東日本大震災の直接的被害と原子力政策の見直しに伴う原子力発電所の停止による電力不足、米国債のデフォルトリスク、更なる円高など、企業の生産活動の先行きは、不透明な状態が続いております。一方で、企業の事業継続計画(BCP)や災害復旧計画(ディザスタリカバリ※1)の見直し、あるいは在宅勤務を実現するためのリモートアクセス環境の構築、クラウド事業者の設備増強など、震災の発生を契機として情報基盤など一部のIT投資が活発化しています。しかし、アプリケーション開発を含む全体的なIT需要は、まだ本格回復に至っておりません。
また、リーマン・ショック以降から続く景気後退が、企業におけるコストダウン圧力を高めているのに加え、今回の震災は、企業のITシステム投資の方向性を、設備の「所有」からサービスの「利用」へ、つまり、IT資産のオフバランス※2化、クラウド※3型サービスの拡大へと、より一層加速度的に変化させています。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は、34億67百万円と前年同四半期に比べ4億17百万円(13.7%)の増加、売上総利益は11億13百万円と前年同四半期に比べ1億26百万円(12.8%)の増加となりました。販売費及び一般管理費は、人件費等の増加のため、10億40百万円と前年同四半期に比べ30百万円(3.0%)の増加となりました。この結果、営業利益は73百万円(前年同四半期は営業損失22百万円)となりました。
営業外収益は、為替差益12百万円等により15百万円を計上しました。この結果、経常利益は85百万円(前年同四半期は経常損失25百万円)となりました。
以上により、税金等調整前四半期純利益は86百万円(前年同四半期は税金等調整前四半期純損失25百万円)、四半期純利益は22百万円(前年同四半期は四半期純損失57百万円)となりました。