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2020/01/06

【三菱UFJ銀行】2020年3月期第3四半期決算(日本基準)における のれん一括償却に伴う特別損失の計上について

| by:ウェブ管理者
株式会社三菱 UFJ フィナンシャル・グループ(代表執行役社長 三毛 兼承、以下 MUFG)は、子会社である株式会社三菱 UFJ 銀行(取締役頭取執行役員 三毛 兼承)が実施する、インドネシア共和国(以下インドネシア)の大手商業銀行 PT Bank Danamon Indonesia, Tbk.(以下バンクダナモン)株式の減損処理に伴い、2020 年 3 月期第 3 四半期の連結決算(日本基準)において、のれんの一括償却(以下本償却)による特別損失を計上することといたしました。

1. 損失計上の内容
MUFG および三菱 UFJ 銀行は、東南アジアのビジネスプラットフォーム構築に向けて戦略出資等を通じて同地域の商業銀行業務を強化してまいりました。バンクダナモンへの戦略出資については、2017 年 12 月より段階的に進め、2019 年 4 月 29 日に公表しました通り、第三段階の追加出資[1]にてバンクダナモンを MUFG および三菱 UFJ 銀行の連結子会社といたしました。現在、三菱 UFJ 銀行が所有するバンクダナモンの普通株式の所有割合は 94.1%です。

2019 年 12 月 30 日時点のバンクダナモン株式の市場価格が取得原価と比較して 50%以上下落したことに伴い、三菱 UFJ 銀行は当該株式の減損処理を行います。その結果、MUFG は連結決算において、「連結財務諸表における資本連結手続に関する実務指針」の規定に基づき、本償却を行うことといたしました。

2. 業績・業務に与える影響について
2020 年 3 月期第 3 四半期決算(日本基準)において、本償却による「親会社株主に帰属する四半期純利益」への影響額は、2,074 億円を見込んでおります。本償却は、2020 年 3 月末におけるバンクダナモンの株価が回復した場合には、2020 年 3 月期通期決算において戻入れを行いますが、株価が回復せず 2020 年 3 月期通期決算においても一括償却した場合は、その後戻入れは発生いたしません。

2020 年 3 月期通期の業績目標「親会社株主に帰属する当期純利益」9,000 億円[2](本件影響勘案前)につきましては、今後変更が生じた場合はお知らせいたします。

バンクダナモンは、インドネシア国内において広範かつ強固な事業基盤と高い収益性を有しており、三菱 UFJ 銀行のグローバルコマーシャルバンキング(以下 GCB)事業戦略において極めて重要な役割を担っております。当該損失計上後も、MUFG のバンクダナモンを含めた GCB 事業戦略に変更はありません。今後、バンクダナモンとのシナジーを一層追求し、インドネシアで事業を展開されるお客さまに対して総合的な金融サービスを提供するとともに、インドネシア経済の発展にも貢献してまいります。

原文はこちら
https://www.bk.mufg.jp/news/news2019/pdf/news1230.pdf

15:10 | 金融:銀行
 

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