金融&IT業界の情報サイト
 
 


 
【IT業界ニュース】 >> 記事詳細

2015/06/12

【ISID】ISID、地銀協の信用リスク情報分析ツール「CRITS Discover」を構築~優れたユーザインターフェースで地銀64行の信用リスク管理高度化を支援~

| by:ウェブ管理者
株式会社電通国際情報サービス(本社:東京都港区、代表取締役社長:釜井 節生、以下ISID)は、一般社団法人全国地方銀行協会(会長:寺門 一義 常陽銀行頭取、以下地銀協)の信用リスク情報統合サービス「CRITS(クリッツ)」向け情報分析ツールとして当社が開発した「CRITS Discover」が、2015年5月より、全国の地方銀行64行に提供開始されたことをお知らせします。

CRITSは、地銀協の会員銀行における信用リスク管理のさらなる高度化を目的とした信用リスク管理・評価・分析サービスで、会員銀行が保有する、全国約60万社に及ぶ融資先企業の信用・財務情報が蓄積されたデータベースが核となっています。最初のシステムは2004年に構築され、2015年5月に大規模なシステム更改が行われました。CRITS Discoverは、CRITSのデータベースを会員銀行がより戦略的かつ容易に活用するための分析ツールとして、CRITSのシステム更改に合わせて開発・導入が進められてきました。

CRITS Discoverは、デフォルト統計※や財務統計をはじめとするCRITSの主要な統計データを、簡単な操作でグラフ化できるツールです。煩雑な集計作業を行うことなく、様々な指標を即座に「見える化」することが可能なため、リスク定量化はもとより、リスク要因の分析や事業戦略の妥当性チェックなど、より戦略的なデータ活用を実現するツールとして期待されています。

ISIDは、約80の金融機関に融資・営業支援システム「BANK・R」を提供してきた知見をベースに、会員銀行へのヒアリング、プロトタイプを用いたニーズ確認、意見集約・反映といったプロセスを繰り返すことで、導入後の活用度を高めるための設計・開発を進めてきました。優れたユーザビリティを実現するとともに、利用状況のモニタリング機能も実装し、長期的なデータ利活用を促す仕組みを提供しています。

全国地方銀行協会 信用リスク管理高度支援室長の海老塚崇氏は次のように述べています。 「貸出業務の持続可能性を確保しつつ、産業力強化や地方創生に取り組んでいくことが地方銀行の最優先の経営課題となる中、これらの対応をデータ面から強力にサポートするCRITS Discoverをスタートできたことを大変うれしく思います。CRITS Discoverの開発に当たっては、ISIDとともにCRITSデータベースのポテンシャルを最大限に引き出すユーザー体験を追求しました。その結果、これまでのCRITSにはなかった“誰でも使えて簡単・便利”な操作性と、“眺めるだけで終わらない”表現力が実現できたと確信しています。CRITS Discoverに対する会員銀行の期待・関心は高く、引き続き、ISIDと協力してCRITSデータベースの活用高度化に取り組んで参る所存です。」

ISIDは今後も、信用リスク管理の高度化を支援するITソリューションの提供を通じて、地域金融機関の永続的な発展と地域経済の活性化に寄与してまいります。


原文はこちら
http://www.isid.co.jp/news/2015/0612.html

18:03 | IT:一般
 

【免責事項】
サイト掲載情報の正確性、および完全性については最善を尽くしておりますが、その内容を保証するものではございません。また利用者が当サイト、およびサイトに関連するコンテンツ、リンク先サイトにおける一切のサービス等を利用されたことに起因、または関連して生じた一切の損害(間接的、直接的を問わず)について、当社、当サイト、投稿者および情報提供者は一切の責任を負いません。

Copyright © 2010- GoodWay Inc. All rights reserved.