2022年9月15日(木)、S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスは、未知を予測する「変革の時代:グローバルなディスラプションと転換を乗り切るには」をパレスホテル東京で開催した。
世界のマクロ経済が悪化し、先行きの不透明感が高まる中、多くの金融関係者が来場した本フォーラムではS&Pグローバルの専門家や第一線で活躍するスペシャリストによる議論を通じて、激動の時代を乗り切る手段など、実用的な情報が共有された。
中井 勝之氏(S&Pグローバル・レーティング 事業法人格付部 主席アナリスト)は、グローバル・レーティングでESG要因が信用格付け分析にどのように反映されるかのほか、グローバルに適用が始まったクレジット・インジケーターの概要や、日本の事業会社の信用格付け評価における影響の大きい要因等について講演した。
パネルディスカッション
| 「ネットゼロへの道すじ~企業、金融機関、投資家の取り組みとは」 |
<モデレーター>
小野 隼人氏(S&Pグローバル Sustainable1 ESGソリューションズ ディレクター)
<パネリスト>
寺山 恵氏(S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス ディレクター チャネル・マネジメントESG)
田原 一彦氏(S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンス プリンシパル・アドバイザー
ESG&コーポレートガバナンス担当)
中久保 菜穂氏(S&Pグローバル Sustainable1 ESGソリューションズ ディレクター)
パネルディスカッションでは、ネットゼロやカーボンニュートラルの実現に向けた動きが高まる中、ネットゼロをどのように捉え、企業、金融機関、投資家のそれぞれの立場からどのように取り組んでいくべきかを議論した。
プレゼンテーション
| 「変動する世界におけるサプライチェーン戦略」 |
田口 はるみ氏(S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンス 主席エコノミスト)、李 デビッド 広憲氏(S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンス アソシエイト・ディレクター Subject Matter Expert Research, Advisory & Specialty Solutions)は、サプライチェーン戦略の見直しと柔軟な対応が求められ中、データを通じて見えるサプライチェーンの現状や、サプライチェーン戦略における課題とリスク低減のための取り組みについて解説した。
このほか、ブレイクアウトセッションでは「金融商品バリュエーションの最新動向~求められるデータインテリジェンス」、「日本市場における株主アクティビズムの動向」、「オルタナティブ・データに真の価値を見出す ビジネス・アプリケーションとユースケース」をテーマとしたパネルディスカッションで活発な議論が行われたほか、休憩時間中も展示スペースを多くの来場者が訪れるなど、盛況のもとフォーラムは閉会した。
(取材、撮影、記事、編集・制作:プロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ )