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2014/03/13

【野村ホールディングス】ノムラ個人投資家サーベイ(2014年3月)~「国際情勢」の注目度が上昇、円安ドル高見通しが増す

| by:ウェブ管理者
1. 調査の要約

(1) 『ノムラ個人市場観指数』は 25.6 と前月比11.2 ポイント下落
3 カ月後の株価見通しについて「上昇する」という回答比率と「下落する」という回答比率の差である『ノムラ個人市場観指数(Nomura I-View Index)』は25.6 と前回2 月調査の36.8 から11.2 ポイント下落した。同指数は2 カ月連続で過去平均を下回った。2 月下旬から調査時にかけて、ウクライナ情勢の緊迫化を背景にリスク回避傾向が強まっており、個人投資家の間では先行き株価の弱気見通しが強まった模様である。

(2) 「国際情勢」の注目度が上昇
今後3 カ月程度で株式市場に影響を与えると思われる要因について質問したところ、「国際情勢」の注目度が前月比+6.1%ポイントと全要因中最大の上昇幅で前月に続き一位となった。ウクライナ情勢の緊迫化が注目を集めた模様である。次いで「国内企業業績」との回答比率が前月比+3.2%ポイントと大きかった。一方、「為替動向」の注目度は前月に続き二位となったが、回答比率は前月比-7.6%ポイントと低下幅が最も大きかった。

(3) 「資本財・その他」の注目度が一位
今後3 カ月程度の個人投資家の各業種に対する見方について、「魅力的な業種」との回答比率から「魅力的と思えない業種」との回答比率を差し引いたDI を見ると、「資本財・その他」が一位となったが、前月比では0.8 ポイントの下落となった。DI の前月比上昇幅が最も大きかったのは「運輸・公共」で、前月比+5.5 ポイントとなった。一方、最下位となった「消費」のDI は前月比下落幅が3.1 ポイントと全業種中最も大きく、-22.8 と過去最低値となった。

(4) 円安ドル高見通しが増す
3 カ月後のアメリカドル/円レートの見通しについて円安ドル高を見込む回答比率の合計は62.6%と前月の59.1%から3.5%ポイント上昇した。内訳をみると、「5 円程度円安ドル高」を見込む回答比率が前月比+6.0%ポイントと上昇幅が最も大きい一方、「10 円程度」「10 円以上」の円安ドル高を見込む選択肢ではいずれも回答比率が前月比低下した。

(5) 「日本円」の投資魅力が引き続き一位
今後3 カ月程度の各通貨に対する見方について、「最も投資魅力がある通貨」との回答比率から「投資魅力があると思えない通貨」との回答比率を差し引いたDI を見ると、「日本円」の注目度が前月に引き続き一位となったが、前月比では-0.6 ポイントと僅かに下落した。DI の前月比上昇幅が最も大きかったのは「ブラジルレアル」で2.5 ポイントだった。一方、「ユーロ」のDI の前月比下落幅は3.6 ポイントと全通貨中最も大きかった。


原文はこちら
http://www.nomuraholdings.com/jp/news/nr/nsc/20140313/20140313.pdf

18:06 | 金融:証券
 

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