キャッシュレスペイメントソリューションのパイオニア企業 oti は、1990年にイスラエルで設立された米ナスダック上場企業。イスラエル北部の地方都市ROSH PINAに本社を構え、アメリカ、ポーランド、南アフリカに拠点を持つほか、インドや中国など世界各国のパートナー企業とグローバルにビジネスを展開。キャッシュレスペイメント、モバイルペイメント、NFC(近距離無線通信)ペイメントなど最先端の技術を活用し、公共交通機関や自動販売機での支払いのほか、ガソリンスタンドやネットショッピングなどでの便利で安全性の高い幅広い利用シーンにおけるサービスを実現する製品群、およびソリューションを提供している。
2015年2月5日(木)、グッドウェイは、同社 本社を訪ねた。
今回、本社を案内していただいたのは、写真右から、(CTO) Moshe Cohen氏、(CFO) Shay Tomer氏、(Regional Sales Manager) Ofri Shaysh氏、(Vice President, Operations) Hanan D. Caspi氏の4名。イスラエルの伝統的なお菓子や彩り豊かな大粒のフルーツなどが振る舞われる中、同社のこれまでの取組みや、今後の日本市場への新たな展開について抱負を語った。
打合せ後は、同社の製品やソリューションのデモンストレーション・ショールームに移動。様々な製品の実物を手に取ったり、ソリューションの活用事例について実際の利用シーンの流れをイメージできるパネルや模型などが展示されている。
続いて、製品開発が行われている生産ラインの現場へ。新しい技術の活用に向けたアイデアの検証のほか、研究開発や品質管理、グローバルに出荷される末端ハードウェアの識別や拡張性など、いかにサービスを持続的かつ発展的に価値創造していくことが出来るか、現場の一人一人が熱心に開発に取り組む。
当日は日本からの取材ということで、日の丸の国旗を掲げての歓迎の意に、イスラエル本社の皆さんの心遣いに大変うれしく、感謝感激。
受付の壁にある世界地図には、It's a contactless smart card world ... とのメッセージ。今後の oti 、イスラエル発の決済サービスイノベーションと日本市場の新サービスの創造とその行方に注目したい。
oti本社のあるROSH PINAは、政治、経済、文化の中枢機能を持つ地中海沿いの大都市テルアビブから車で北に2時間ほどに位置し、豊かな自然とイスラエル最大の湖であるガリラヤ湖を望む小高い山の麓の街。
この地から、世界にイノベーションをもたらす非接触式、キャッシュレスペイメントソリューションの最新技術とアイデアが生み出されるというイスラエルの逞しいビジネススピリッツに、あらためて敬意を表したい。
(取材、記事、撮影、編集:藤野 宙志 @株式会社グッドウェイ )