金融&IT業界の情報サイト
 
 


 
【IT業界ニュース】 >> 記事詳細

2016/11/28

【SAS Institute Japan】「SAS(R) Analytics」が企業の不正対策の武器に~International Fraud Awareness Week(国際不正取引啓発週間)で不正取引防止に対する啓発と教育を推進~

| by:ウェブ管理者
米国ノースカロライナ州キャリー発 (2016年11月28日)

―証拠はデータの中にある。アナリティクスを活用した不正取引防止対策で組織の損失を回避せよ―公認不正検査士協会(Association of Certified Fraud Examiners、以下 ACFE)によると、不正取引防止対策を実施していない組織では平均損失額が実に倍に膨らんでいると言います。アナリティクスのリーディング・カンパニーである米国SAS Institute Inc. (以下 SAS)はさまざまな業界の組織と協働して、この世界的な脅威と戦っています。

不正取引による被害額は毎年世界中で約3兆7,000億ドルにものぼっています。こうした被害を啓発と教育を通して最小化しようというACFEのプログラムが国際不正取引啓発週間(英語)であり、SASはこのプログラムを強力に支持・支援しています。今年度は11月13日~19日に開催されました。

SASのセキュリティー・インテリジェンス担当シニア・ディレクターであるグレッグ・ヘンダーソン(Greg Henderson)は、「膨大なデータから不正取引を検知・防止するにはアドバンスド・アナリティクスが必要不可欠です。一般的に、組織は不正取引によって年間収益の5%を損失しています。組織が生き残るためにはこの脅威に立ち向かわなければなりません。SASはアドバンスド・アナリティクスと、不正検知分野における豊富な知識を組み合わせて、お客様が不正行為者から身を守るための効果的なツールを提供しています」と述べています。

SASは銀行、保険会社、政府機関、医療機関と協働して、頻発化し巧妙化する不正取引、浪費、濫用、マネーロンダリングの防止に取り組んでいます。
Texas Capital BankがSASを導入してマネーロンダリング対策を刷新

Forbes誌の“Best Banks in America”に連続して選出されているTexas Capital Bankは、常にその地位にいられるとは思っていません。この3年で総資産を90億ドルから210億ドルに成長させてきた同行は、同時に金融犯罪対策システムの更新にも力を入れてきました。

Texas Capital Bankのシニア・バイスプレジデント兼コンプライアンス・テクノロジー担当マネージャーのフィル・リアリー(Phil Leary)氏は、「当行は関係分析に重点を置いている銀行で、リスク管理に長けています。とは言え、この成長率を維持していくには優れたテクノロジーへの継続的な投資が欠かせません。SASは今日のリスク管理環境に適切に応え、なおかつ将来のニーズに合わせて拡張できるマネーロンダリング対策プラットフォームを提供して、常に一歩進んだ対策を講じる支援をしてくれています」と述べています。

さらにリアリー氏の部門では、上層部やビジネス・パートナーからのコンプライアンスに関連するデータの要求に対しても「SAS Visual Analytics」を活用して迅速に応えています。
米アイオワ州歳入局では、データを活用して不正行為者に対抗

アイオワ州の報告によると、不正な確定申告の提出割合は約1.5%と非常に低い値になっていますが、その不正による還付額は数百万ドルに上ることもあります。そこでアイオワ州歳入局(IDR)が業務の軸に据えているのが、不正防止のためのアナリティクスです。

IDRのディレクターであるコートニー・ケイ・デッカー(Courtney Kay-Decker)氏は、「私たちのミッションは税金の徴収、それにつきます。不正取引、浪費、濫用を撲滅し、責任を持って税収を取り扱い、アイオワ州全市民に利益をもたらすことです」と述べています。

IDRでは、目まぐるしく変わる不正行為者の手口に対応する「SAS Fraud Framework」などの柔軟なツールと不正検知モデルを構築しています。さらにIDRでは公表されているデータも取り込み、コンプライアンス違反や不正の兆候を予見し、その特徴を特定しようとしています。
オランダの健康保険会社CZ社はSASを活用して不正請求を事前に検知

毎日数百万件にも及ぶ取扱量、その中で迅速性が求められる請求処理は、不正行為者にとって有利な環境です。SASはオランダで3番目に大きい健康保険会社であるCZのような支払者側が有利になるよう、損失の発生を事前に食い止める予測型アナリティクスを提供しています。

CZのプログラム・マネージャーであるフルール・ハサート(Fleur Hasaart)氏は、「以前は事実が判明した後に不正行為を対処していましたが、今では請求プロセスを早期に対処できるようになりました。こうして一歩先の対策を講じて、保険金を支払う前に不実告知や不正を事前に検知することができています」と述べています。
SASは全米医療保険詐欺防止調査協会の不正防止活動も支援

SASは、11月15日~18日に全米医療保険詐欺防止調査協会(NHCAA)がアトランタで主催した保健医療不正防止年次研修カンファレンスのスポンサーを務めました。この会議は2つのセッションからなり、ひとつはSASを活用して不正取引、浪費、濫用を検出・防止する方法についての説明、もうひとつは非営利の大手保険会社による事例発表です。初期のデータから詳細な調査と多くの所見を導き出していく事例をはじめ、データに潜む関係性、パターン、異常をピンポイントで検知する予測型モデリングとネットワーク・アナリティクスの活用事例を紹介しました。


原文はこちら
http://www.sas.com/ja_jp/news/press-releases/2016/november/2016-11-28-fraud-security-intelligence-analytics-jp.html?m=pr

16:03 | IT:一般
 

【免責事項】
サイト掲載情報の正確性、および完全性については最善を尽くしておりますが、その内容を保証するものではございません。また利用者が当サイト、およびサイトに関連するコンテンツ、リンク先サイトにおける一切のサービス等を利用されたことに起因、または関連して生じた一切の損害(間接的、直接的を問わず)について、当社、当サイト、投稿者および情報提供者は一切の責任を負いません。

Copyright © 2010- GoodWay Inc. All rights reserved.