【東京工業品取引所】日経・東工取商品指数のレバレッジ・インバース指数の公表開始について
http://www.tocom.or.jp/jp/news/2012/20121122Index.html
東京工業品取引所(東京都中央区・代表執行役社長 江崎格)と日本経済新聞社(東京都千代田区・代表取締役社長 喜多恒雄)は、2009年から共同で算出している「日経・東工取商品指数」と「日経・東工取サブ商品指数」の値動きを対象にした新指数の算出・公表を開始します。市場参加者に対し、多様な投資戦略や価格変動リスク回避策の評価指標を提供するのが狙いです。
新指数は、前日比の変化率が対象指数の2倍になる仕組みの「レバレッジ指数」と逆の動きになる仕組みの「インバース指数」です。日経・東工取商品指数と、その構成銘柄で作る11本のサブ商品指数を対象にそれぞれ「レバレッジ指数」「インバース指数」を算出し、12月3日(月)から日々、東京工業品取引所のホームページを通じて公表します。
例えば「日経・東工取商品指数」が前日比10%上昇(下落)した日には、日経・東工取商品レバレッジ指数は20%上昇(下落)、日経・東工取商品インバース指数は10%下落(上昇)するようになっています。より大きな値動きを求めて、ハイリスク・ハイリターン型の投資戦略を指数化したものがレバレッジ指数です。インバース指数は相場と逆向きの収益(リターン)を追求する投資戦略で、相場の先行きが弱いと見た際に、インバース指数に連動した運用をすることで収益を狙ったり相場下落のリスクを回避したりするケースなどが考えられます。
実物資産として商品投資への関心は高まっています。東京工業品取引所と日本経済新聞社は市場参加者の投資戦略の多様化を踏まえ、運用指標となる指数の裾野を広げて、市場の活性化や透明性の向上に資することを期待しています。
新指数は2009年末の数値を10000として指数化し、日々1回、帳入値ベースで算出します。