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2020/05/26

【東京金融取引所】2020年度 業務計画

| by:ウェブ管理者
1.市場環境と取引見通し
本年度は新中期経営計画の初年度として、既存市場での商品拡充等を迅速かつ的確に行うとともに、中期経営計画の中間レビュー(2020年夏)に向け新規事業の開発に鋭意取り組むこととする。

(1) 市場環境
新型コロナウィルスによる消費・生産の下振れリスクなど先行きに対する不透明感が強まり、世界的に経済停滞が懸念される。

(2) 証拠金取引市場(為替・株価指数)
「くりっく365」、「くりっく株365」の取引数量は前年実績並みを見込むが、新商品の上場や投資家開拓等により更なる増加を図る。

(3) 金利先物市場
日銀の超金融緩和政策が継続し、短期円金利は低位安定が続くと予想される。
金利指標改革に伴う円金利指標乗り換えの動きは限定的で、金利先物等取引の取引数量は前年実績並みを見込む。

2.方針

(1)リテール事業
CFDの拡充、外国投資家の開拓等により証拠金取引の活性化を図る。加えて、金融機関に向けた新たな金融商品の開発やサービス提供の検討を進める。

(2)ホールセール事業
金利先物等取引について、金利指標改革やリスク管理の高度化ニーズに対応し、商品や制度の改定を進める。
一方で、信用リスクの管理手段の提供や、クリアリング事業の拡充等、新たな柱となり得る事業の検討を進める。

(3)システム
システムの安定稼働を維持するとともに、次回のシステム更改において、開発の柔軟性と開発コスト削減の両立を図ることが可能なシステムの開発戦略について検討する。


原文はこちら
https://www.tfx.co.jp/newsdata/20200526_02.pdf

関連情報
2020年3月期 財務諸表の概要
https://www.tfx.co.jp/newsdata/20200526_01.pdf

16:10 | 金融:行政・取引所・団体
 

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