FXレバレッジ規制による当社顧客への影響についての調査報告
【取引所FX(くりっく365)トップシェアの当社における顧客取引動向の中間報告】
http://www.okasan.jp/news/online/news.php?cat_No=03&year_No=2010&id_No=100824
http://www.okasan-online.co.jp/pdf/press/2010/08/20100824.pdf
今回の内閣府令改正により、FX取引を行う投資家は、8月1日以降、想定元本の2%以上の証拠金の預託が義務付けられました(すなわち、レバレッジは50倍以下となります。)。
その影響を受け、東京金融取引所の「くりっく365」全体における、8月の1日あたりの平均取引数量(8月20日現在)は、7月比22.4%減と大きく減少しておりますが、当社におきましては同13.1%減に留まっております(8月の市場シェアは25.54%)。
当社の顧客においては、証拠金残高の多い顧客層ほど、規制前からレバレッジ50倍以下で取引されており、今回の規制による影響を殆ど受けていないと考えられます。一方、証拠金残高の少ない顧客層ほど、取引の減少幅が大きくなっておりますが、その中でも特に高回転売買を繰り返している(投機的な取引をしている)顧客層については規制後、約9割の減少となっております。しかしながら、証拠金残高の少ない顧客層であっても中長期的な資産運用手段としてFX取引を利用している顧客については、規制前後で取引数量は大きく減少しておりません。
以上から今回のレバレッジ規制の導入により、小口層の過度な回転売買が減少したことが見て取れ、これは規制導入の目的と合致していると考えられます。