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2022/10/11

【三井住友海上火災保険】月への航行・着陸を補償する世界初「月保険」を ispace と開発

| by:ウェブ管理者
MS&ADインシュアランスグループの三井住友海上火災保険株式会社(社長:舩曵 真一郎)は、株式会社 ispace(代表取締役:袴田 武史)と、今後拡大が予想される月面ビジネスにおいて発生するリスクを補償するため、打ち上げから月面着陸までを補償する世界初の「月保険」を共同開発したことをお知らせします。
本保険は、最短で 2022 年 11 月※1に打ち上げを予定している ispace のミッション 1
※2で同社に生じる損害を補償します。今後、三井住友海上は、月面開発を企図している事業者へ本保険を提供していきます。

1.取組の背景
アルテミス計画に代表されるように、宇宙開発は月に注目が集まっており、その後、火星や地球から200 万㎞以上離れる深宇宙へと人類の活動領域は拡大していくことが想定されます。
そのような中、当社は 2019 年 2 月に民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」のコーポレートパートナーに就任※3し、まだまだ人類にとって未知の領域である月面や月までの航路といった新たな挑戦に対して全力で立ち向かえるよう「月保険」開発に関する協業を発表しました。

2.月保険の概要
当社は ispace との協業を通じて、月への航路や着陸の際に起こり得るリスクなどを分析し、ロケット打ち上げから月遷移軌道上でランダー(月着陸船)が切り離され、月までの長期間におよぶ航行期間や月面着陸時に発生する損害について協議を重ねてきました。
そしてこの度、新たな宇宙保険のラインナップの 1 つとして、打ち上げから月面着陸までをシームレスに補償する「月保険」を共同開発しました。
地上では損害箇所を目視することができますが、宇宙および月面では損害を目視することはできません。
そこで月保険は、ランダー(月着陸船)から発信される様々なデータを地上で受信し、ランダー(月着陸船)の状態を確認します。データが受信できない場合やデータに異常値がみられた場合など、予定していた月面航行や着陸が達成できない場合などに保険金をお支払いします。

3.今後の取組
三井住友海上は、ispace を含む月面開発を企図している事業者へ月保険を提供し、月面市場のビジネス創出を後押します。また、宇宙旅行や民間宇宙ステーション(ポスト ISS)のような、新たな宇宙領域で生じるリスクを軽減するソリューションを提供することで、宇宙産業のさらなる発展に貢献していき
ます。


原文はこちら
https://www.ms-ins.com/news/fy2022/pdf/1007_1.pdf

15:01 | 金融:保険
 

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