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2013/05/17

【野村證券】ノムラ個人投資家サーベイ(2013年5月)

| by:ウェブ管理者

【野村證券】ノムラ個人投資家サーベイ(2013年5月)
http://www.nomuraholdings.com/jp/news/nr/nsc/20130517/20130517.pdf


1. 調査の要約
(1) 『ノムラ個人市場観指数』は61.2と前月比3.4ポイントの上昇
3カ月後の株価見通しについて「上昇する」という回答比率と「下落する」という回答比率の差である『ノムラ個人市場観指数(Nomura I-View Index)』は61.2と前回4月調査の57.8から3.4ポイントの上昇となった。調査期間の5月7日~8日は株価が大幅上昇しており、株価の先行き上昇を見込む個人投資家の割合が増加したと考えられる。内訳をみると、「2,000円程度上昇」を見込む回答比率の前月比上昇幅が3.7%ポイントと全体の中で最も大きかった 。


(2) 「国際情勢」の注目度が後退
今後3カ月程度で株式市場に影響を与えると思われる要因について質問したところ、前月調査で注目度が一位であった「国際情勢」の回答比率が24.6%と前月比5.5%ポイント低下し、「為替動向」が2カ月ぶりに注目度一位となった。キプロス情勢やイタリア政局の不透明感に対する注目度が後退したとみられる。一方、「国内金利動向」の注目度が前月比+2.7%ポイントと全項目の中で上昇幅が最も大きかった。


(3) 「自動車」が4カ月連続で注目度1位
今後3カ月程度の個人投資家の各業種に対する見方について、「魅力的な業種」との回答比率から「魅力的と思えない業種」との回答比率を差し引いたDIを見ると、最も注目度の高い業種は4カ月連続で「自動車」となったが、DIは15.4と前月比3.7ポイントの下落となった。一方、DIの改善が目立ったのは前月注目度が最下位であった「電気機器・精密機器」で、前月比+7.6ポイントと上昇幅が全業種中最も大きかった。また、「金融」もDIの前月比上昇幅が4.4ポイントで注目度二位に上昇した。


(4) 円安ドル高見通しが高まる
3カ月後のアメリカドル/円レートの見通しについて円安ドル高方向を見込む回答比率の合計は77.1%と前月比5.6%ポイント上昇し、2010年1月の調査開始以来最も高い比率となった。「5円程度」「10円程度」「10円以上」の円安ドル高を見込む全ての回答区分で回答比率が上昇したが、なかでも「5円程度円安ドル高」を見込む回答比率は前月比+4.1%ポイントと全体の中で最も上昇幅が多かった。


(5) 「アメリカドル」の投資魅力が一位へ
今後3カ月程度の各通貨に対する見方について、「最も投資魅力がある通貨」との回答比率から「投資魅力があると思えない通貨」との回答比率を差し引いたDIを見ると、最も魅力的な通貨は10年1月の調査開始以来(調査を実施しなかった11年4月を除く)初めて「アメリカドル」となり、そのDIは24.4と調査開始以来の最高となった。また、「ユーロ」のDIは依然としてマイナスだが、その前月比上昇幅は10.8ポイントと全通貨中最大であった。一方、「中国元」のDIは前月比-12.7ポイントと全通貨中最大の下落幅で、過去最低となる-51.3となり、8カ月連続で最下位となった。


18:59 | お知らせ
 

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