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2014/11/06

【東京商品取引所】2014年10月の概況等について~2014年10月の一日平均取引高は前月より 21.3%増~

| by:ウェブ管理者
2014 年 10 月の当社市場の一日平均取引高は、主力商品の金(前月比 14.7%増 45,460 枚)、白金(前月比 27.9%増 25,094 枚)、原油(前月比 43.1%増 4,808 枚)などが大きく増加したことから、全体では前月比 21.3%増の 111,633 枚となり、2013 年 6 月度以来の水準となりました。また、月間総取引高は 2,455,916 枚となり、2013 年 4 月度以来の水準を記録しました。
10 月においては、金は、米国経済の良好な経済指標を受けた利上げ観測の高まりなどから、6 日にはグラム当たり 4,176 円と約 4 か月ぶりの安値まで下落しました。その後は米国株高などにより価格が下落する場面や、現物需要の拡大、世界的な景気鈍化の見通しを受けた金の安全資産としての訴求力の高まりなどにより価格が上昇する場面も見られました。
原油は、生産国における生産拡大、欧州や中国の景気鈍化による需要低迷懸念などを背景に、17 日にはキロリットル当たり 54,750 円と約 1 年 10 か月ぶりの安値を記録しましたが、下旬は需要回復期待や米国株高に加え、円相場が円安に推移したことなどを背景に上昇しました。
なお、31 日の取引高は 179,282 枚となり、今年最高の取引高を記録しました。
取引高等の詳細につきましては、添付資料をご覧ください。

2014 年 10 月の夜間立会における取引高は 1,121,679 枚で、日中・夜間立会全体に占める割合は 45.7%となり、これまでの最高となりました。

2014 年 9 月中の海外からの委託売買高は 1,621,726 枚で全体の売買高に占める割合は 44.0%となり、これまでの最高となりました。

【帳入値段の算出基準時間帯について】
当社では、帳入値段については、算出基準時間帯において個別競争売買により成立した約定値段と取引数量の加重平均(VWAP)により算出した値段としておりますが、今般、当該算出基準時間帯を公表することといたします。
また、石油市場及び中京石油市場の当該算出基準時間帯については、「TOCOM タイム」と称し、価格指標性の向上と現物市場とのリンケージを強化することで、産業インフラとしての機能の一層の向上を図りたいと考えています。
※詳細は当社 HP(http://www.tocom.or.jp/jp/news/2014/20141010.html)をご参照ください。


【原油の現金決済先物取引の対象の変更について】
当社は、10 月 17 日付で農林水産大臣及び経済産業大臣より原油の現金決済先物取引の対象の変更に係る業務規程の変更について認可を受けましたのでお知らせいたします。
当社の原油については、これまで現金決済先物取引の対象を「ドバイ原油とオマーン原油の平均価格」としておりましたが、現物取引の実態に則したより使い勝手の良い取引環境を整備すること等を目的として、現金決済先物取引の対象を「ドバイ原油の価格」に変更します。
なお、当該業務規程の変更については、2015 年 1 月 5 日(月)に新甫発会する 2015年 6 月限以降の限月から適用します。


原文はこちら
http://www.tocom.or.jp/data/geppou/gaikyo201410.pdf

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