(2011/07/27)
連結子会社の異動（譲渡）に関するお知らせ
http://www.tradershd.com/tmp/timely/20110727170056_1.pdf

当社は、本日開催の取締役会において、当社連結子会社であるトレイダーズ・プリンシパル・ファイナンス株式会社（以下、「トレイダーズ・プリンシパル・ファイナンス」といいます。）が保有する、Traders Korea Co., Ltd．（以下、「Traders Korea」といいます。）株式の全てを平成23年７月29日付で譲渡することを決議いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。なお、本件によりTraders Koreaは当社の連結子会社（孫会社）に該当しなくなります。

１．株式譲渡の理由
当社は、平成22年５月に、M&Aも視野に入れた投資事業を積極的に展開することを目的として、トレイダーズ・プリンシパル・ファイナンスを設立いたしました。トレイダーズ・プリンシパル・ファイナンスにおきましては、設立以来、アジアを中心に案件の発掘を進め、韓国において有望な投資案件が具体化してきたことに伴い、当社は、投融資先に対するモニタリング体制の強化、為替リスクを極小化した上での効率的な資金移動などを機動的に行う現地法人が必要と判断し、平成22年８月に、トレイダーズ・プリンシパル・ファイナンスの子会社（当社の孫会社）として、TradersKoreaを設立いたしました。

その後、Traders Koreaは、本格的な営業活動の開始に向けて、諸条件の交渉、市場リサーチ等を行ってまいりましたが、平成23年３月11日に発生した東北地方太平洋沖地震の影響で、当社グループは、外国為替取引事業など既存の事業に経営資源を集中せざるを得ない状況となり、現段階においては、即時的な効果を期待しにくい韓国における投資事業からの撤退を決定いたしました。一方で、所要資金の投入が実現すれば、Traders Koreaの事業は継続可能であることから、同社を清算するよりは譲渡することの方が望ましいと判断し、日韓で事業を営み、同社の事業に関心を示された緒方直紀氏に対して、トレイダーズ・プリンシパル・ファイナンスが保有する、同社の全株式を譲渡することといたしました。

また、トレイダーズ・プリンシパル・ファイナンスからTraders Koreaに対する貸付金11百万円につきましては、Traders Koreaが経営の自立を図り、事業運営を円滑に進めるために、平成23年３月期において同社が債務超過に陥っている状況を鑑みて、全額債権放棄することといたしました。当社は、本件株式譲渡を行うことで、今後、グループ全体の収益性にとってリスク要因が取り除かれることとなり、11百万円の債権放棄については妥当と判断しております。
　

なお、今後につきましても、トレイダーズ・プリンシパル・ファイナンスにおきましては、当社グループの投資機能の役割を担い、金融、IT関連の企業を主なターゲットとして、投資先の開拓を進めてまいります。