(2011/10/25)
有力FX企業15社の月間データランキング-2011年9月-
http://www.yano.co.jp/press/press.php/000861
詳細はこちら
http://www.yano.co.jp/press/pdf/861.pdf
矢野経済研究所では、次の調査要綱にてFX(外国為替証拠金取引)店頭取引市場における有力企業15社のアンケート調査を実施した。
1.調査期間:2011年10月
2.調査対象:FX業界大手、有力企業のうち社名又は数値の公表を前提として、協力を得られた15社を対象とした。一部の企業で、統計数値や社名について非公開のものもあるため、集計対象が15社にならないものもある。
※社名及び数値を非公開とする企業は、集計の際、「その他」としてランキングから除外した。
3.調査方法:当社専門研究員によるe-mailによるアンケート調査
調査結果サマリー
◆ 2011年9月の預かり残高の第1位は外為どっとコム、第2位はセントラル短資FX
2011年9月末の有力FX企業14社*の預かり残高の合計は、4,595億円で前月比2.41%減となった。
多くの企業が預かり残高を減らした背景には、欧州債務問題によるリスク回避的な動きの中で、ユーロやポンド、豪ドル等が対円で大きく円高に傾き、既存顧客の資産が目減りしたことによるところが大きい。
◆ 2011年9月の口座数の第1位は外為どっとコム、第2位はGMOクリック証券
2011年9月の口座数は有力FX企業15社*の合計で207万口座(前月比1.19%増)となった。円高が進んだことで新規投資家が増えており、15社合計の月間増加数は右肩上がりを続けている。
◆ 2011年9月の取引高の第1位はDMM.com証券、第2位はGMOクリック証券
2011年9月の月間取引高は、有力FX企業13社*の合計で88兆円(百万通貨は1億円として換算)となり、前月比13.48%減であった。取引高の減少は、8月からのレバレッジ規制の影響よりも、相場動向によるものが小さくないとの声もある。月間取引高の水準としては、レバレッジ規制前の7月を上回るものであった。
(*注.集計対象は、預かり残高14社、口座数15社、取引高13社、いずれも無回答を除く。)
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