2013年10月5日(土)10:00~20:30(懇親会含む)、東京証券取引所(ソーシャルかぶコン製作委員会)は、東京都中央区日本橋兜町にある東証オープンプラットフォームにおいて、『東証「ソーシャルかぶコン2013」ハッカソン』を開催した。(参加費:無料、定員:40名)
ハッカソンとは、「ハック」と「マラソン」を組み合わせた造語。ソフトウエア開発者が一定期間集中的にプログラムの開発やサービスの考案などの共同作業を行い、その技能やアイデアを競う催しで、近年、大手企業が広く外部から参加者を集めて自社の製品やサービスに役立つアイデアを競わせたり、ベンチャーキャピタルによる出資対象の選定に利用されたりしているという。 「ソーシャルかぶコン2013」は、成長を目指す企業と応援したい投資家をつなぐ架け橋として社会的な意義のある“Social Good!”な「株式市場」を、今後いかにしてPRしていくか、東証初となる参加型アプリコンテストへの作品の提出を通じて、一緒に考えていくことを目的としたコンテスト。
当日は、今回のハッカソンに参加して開発されたアプリは一次審査が免除されることや、テレビでよく見かける上場記念式典や会社説明会などが行われる東証オープンプラットフォームで開催されるということもあり、多数の挑戦者(社会人や学生、エンジニアやプランナーなど)が集まった。
冒頭に、ジオパブリック・ジャパン(Georepublic Japan代表社員)CEO 関 治之 氏より当日のプログラム内容の説明。続いて、東京証券取引所 マーケット営業部 部長 三輪 光雄 氏より開催挨拶として、取引所の役割と歴史、時代の変化に応じたこれからのプロモーションの在り方について触れた。また、同部 調査役 菊地 和宏 氏より「株式市場の社会的意義」に関する説明、協力企業3社(ゼンリンデータコム、日本マイクロソフト、楽天)から各社のサービスをアプリから利用することができるAPI(アプリケーションプログラミングインタフェース)の説明、そして、参加者のアイデア発表とチームビルディングが行われた。 その後、編成された計6チームによる開発、各チームの成果発表プレゼンテーションと集合記念写真の撮影後、集まった参加者・メディア・東証の職員による懇親会が行われ、終日にわたるハッカソンは1日を振返る賑わいの中で幕を閉じた。多くが初対面同士にもかかわらず、談話と笑顔あり、そして懸命なやりとりと真剣な表情で企画・開発を進める様子が印象に残った。 なお、作品応募期間は2013年10月31日(木)まで。11月中旬までに一次審査を行い、11月25日(月)に東証オープンプラットフォームにおいて、ヤフー執行役員CMOの村上氏や、セガラリーなど有名ゲームを多数プロデュースした水口氏、MashupAwards 事務局長の伴野氏、企業価値検索サービスUlletを開発した西野氏など豪華審査員の前で応募したアプリ作品のプレゼンテーションによる最終審査と表彰式が行われる。 Social Good!”な「株式市場」のプロモーションに向けたアイデアや開発に興味がある方は、コンテストへの作品の提出を通じて、ぜひ一緒に考えていきたい。 【成果発表プレゼンテーションの様子:動画(youtube)】 ・トレードラーニング(トレドラ) ・株価連動型ゲームアプリ(ポケメン) ・みんなでファンド(むよく) ・投資の基本を体験するゲーム(Funterest) ・ファンダメンタル式株価指標アプリ「まて いま株は時期が悪い」 ・前場乙(まえおつ) ・クラウドファンディングと株式市場を橋渡しするサービス「yell(エール)」(特別発表:ゼンリンデータコム)
【協力企業(API提供企業)一覧】 ・株式会社NTTドコモ ・株式会社ゼンリンデータコム ・株式会社トヨタIT開発センター ・株式会社ドワンゴ ・日本マイクロソフト株式会社 ・楽天株式会社
(取材、撮影、記事: 藤野 宙志 / 編集・制作:柴田 潔)
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