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2017/06/26

【NTTデータ・フィナンシャル・ソリューションズ】外為どっとコムと人工知能を用いた短期価格予測の研究を開始

| by:ウェブ管理者
 株式会社NTTデータ・フィナンシャル・ソリューションズ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:西川 勇、以下:NDFS)は、株式会社外為どっとコム(本社:東京都港区、代表取締役社長:竹内 淳、以下:外為どっとコム)と共同で、人工知能(以下:AI)を用いた短期の価格変動に関する研究を開始しました。
 NDFSは金融工学の知見を生かした時系列データの分析およびAIを活用した金融モデルの構築・改善等のサービスを提供しており、外為どっとコムは国内有数のFX(外国為替証拠金取引)サービスを提供しています。両社が協業し、価格データをはじめとする各種の時系列データを対象にAIを用いた分析を行うことで、従来とは異なるアプローチで外国為替の変動に関する理解を深めていきます。
 本研究では外国為替の短期的な価格変動に関するより詳細な実態把握および予測精度の向上を目的とし、本研究の成果を活用して外為どっとコムのディーリング収益の改善を狙います。また、将来的には外為どっとコムの顧客サービスの向上を通じて、本研究の成果を外為どっとコムの顧客にも還元することを目指します。
 今後、NDFSは、AIを用いた時系列データの分析を積極的に推進し、金融機関におけるさまざまなニーズに迅速に対応し、お客さまのビジネスの高度化を支援していきます。

【背景】
 近年、「フィンテック(Fintech)」という言葉があらゆるメディアで登場していることからも明らかなとおり、金融と情報技術の結び付きはますます強固となり、その重要性を増しています。また、囲碁・将棋のトッププロに完勝するという目覚ましい成果を上げたディープラーニングをはじめ、人工知能に関する研究も急速に進んでいます。
 NDFSでは、創業以来、金融工学やマーケットソリューションに精通した人材の育成、ノウハウの蓄積、並びにソフトウェアインテグレーションの実績を数多く積んできました。自社にクオンツ部門「先端金融工学センター」を設置し、最先端の金融工学を駆使して高度な金融商品のプライシングやリスク計量化モデルの構築を顧客金融機関に提供しています。また、金融工学の基礎となる数理・統計の知見を基に機械学習を利用した実践的なトレーディングアルゴリズムを創出し、そのアルゴリズムを搭載したディーリングサポートシステムの開発および運用を手掛けてきました。

【研究の概要】
 本研究では、先端金融工学センターのクオンツチームが日々のアルゴリズムの研究・運用で積み重ねてきた機械学習の知見を生かしつつ、外国為替データにディープラーニングの手法を適用することで、従来の時系列データ解析とは異なるアプローチによる分析を実施します。この分析により外国為替の短期的な変動に関するより詳細な実態把握を試み、明らかになった実態と従来の分析成果を融合することで、短期的な価格予測の精度向上を目指します。
 また、本研究は、国内有数の外国為替証拠金取引事業者である外為どっとコムと共同で実施します。外為どっとコムは、本研究の成果を外国為替ディーリング業務に実践的な形で取り込みディーリング収益の向上を狙うと共に、将来的には顧客サービスや取引環境を改善することで本研究の成果を顧客にも還元することを目指します。


原文はこちら
http://www.nttdata-fs.co.jp/information/20170626.html

17:10 | IT:一般
 

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