金融&IT業界の情報サイト
 
 


 
【IT業界ニュース】 >> 記事詳細

2014/06/13

【KVH】東京商品取引所、東京-シカゴ間のネットワーク接続でKVHの超低遅延国際ネットワークサービスを採用

| by:ウェブ管理者
アジアの情報デリバリー・プラットフォームを提供するKVH株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 兼 CEO:東瀬 エドワード、以下「KVH」)は本日、国内最大の商品先物取引所である株式会社東京商品取引所(以下、「TOCOM」)が、世界最大規模の先物およびオプション取引所であるシカゴ・マーカンタイル取引所(以下、「CME」)のコロケーションサービスのデータセンター拠点と東京のTOCOMプロキシミティデータセンター拠点間の国際ネットワーク回線の接続において、KVHの国際ネットワークサービス( Global Ether-WAN回線)を採用すると発表しました。

本採用においてKVHは、CMEのコロケーションサービスのデータセンターであるAurora DCおよびCermak DC間を接続するKVHの国際ネットワークサービス (Global Ether-WAN回線)をTOCOMに提供し、海外の機関投資家などの市場関係者に対してプロモーションなどの営業協力を行います。

全体の約40%を占めるTOCOMの海外取引高は年々増加傾向にあり、国、地域別では、香港やシンガポールなどのアジアのほか、米国からも活発な取引が行われています。米国からのさらなる流動性供給を見越して、今回TOCOMはITインフラとしてKVHの超低遅延国際ネットワークサービスを採用することで市場の活性化を図ります。

KVHは、CMEグループがイリノイ州オーロラに保有するコロケーション施設内に、自社のPOP(Point of Presence: ネットワーク接続設備)を2011年12月に開設し、金融サービス向け超遅延ネットワークを拡張してホスティングサービス、接続サービス、サポートサービスを含むコロケーションサービスの提供を開始しました。2014年3月には、東京とオーロラ間を業界最速である122ミリ秒という往復遅延時間を実現し、業界最速の超低遅延接続を提供しています。

また、KVHの東京データセンター(TDC1)は、2008年よりTOCOMプロキシミティデータセンターとして推奨されています。シカゴのAurora データセンターおよびCermak データセンターの利用者は、今回採用されたKVHの低遅延ネットワークサービスを利用することで、最も高水準なスピードかつ高い拡張性でTOCOMへアクセスすることが可能となり、 HFT(高頻度取引)などの高性能な取引が実現できます。

KVHの代表取締役社長兼CEOである東瀬エドワードは次のように述べています。「KVHは、TOCOMへの高頻度取引を求めるシカゴを拠点としたトレーダーや取引参加者にとって、理想的なネットワークを提供します。高頻度取引の増大により低遅延ネットワークへのニーズは増大しています。今回の東京とシカゴ間の国際ネットワークの構築により、東京、シカゴおよびオーロラ間ネットワークにおける取引量の大幅な拡大を期待しています。」

TOCOMの代表執行役社長 江崎 格氏は、「アジアの中核的なデリバティブ取引所として、当社は海外の機関投資家による当社市場への参入を促進すべく様々な取組みを図っています。これらの 取組みを通して、市場参加者に、より多様な市場で広範囲かつ多彩な商品へのアクセスを可能とし、裁定取引の機会促進および市場の流動性向上を目指していま す。当社が、アジアや他のグローバル金融、商品市場において強固な地盤を確立していくため、今後ともKVHに引き続きサポートいただけることを期待しています」と述べています。

KVHについて

KVHは、1999年に米国フィデリティ・グループにより東京を本社として設立されました。アジア地域を代表する情報デリバリー・プラットフォームとして、高品質なデータセンター設備と低遅延のグローバル・ネットワーク、拡張性の高いIT、クラウドのマネージド・サービスを、ミッションクリティカルな情報や機密性の高い情報を扱う世界中の企業やサービスプロバイダーに提供しています。
KVHは、東京、横浜、大阪、香港、上海、シンガポール、ソウル、釜山、シカゴに拠点を構え、シームレスなグローバルITサービスを展開しています。顧客は2,000社を超え、その業種は、金融、製造、メディア、ゲーム、通信事業者、Eコマースなど多岐にわたっています。当プレスリリースに関するお問い合わせは、下記にお願いいたします。詳しくはKVHのウェブサイト www.KVHAsia.comをご覧ください

東京商品取引所について

東京商品取引所(東商取、英文名称Tokyo Commodity Exchange、略称TOCOM)は国内で最大、また、アジアにおける中核的商品先物取引所で、貴金属(金、銀、白金、パラジウム)、ゴム、石油(ガソリン、灯油、軽油、原油)、中京石油(ガソリン、灯油)、農産物・砂糖の5市場を運営し、先物とオプション(金)を上場しています。2013年の出来高は約2,720万枚で、国内商品先物市場で98.6%のシェアを占めています。また、金市場は東アジアで最大、白金市場は世界で最大の流動性を誇るほか、ゴム市場の価格は世界的な指標となっています。東商取の前身は1951年に設立された東京繊維商品取引所で、東京ゴム取引所及び東京金取引所と1984年に統合して東京工業品取引所が設立され、2008年12月には会員組織から株式会社となりました。(商号は2013年2月、農産物・砂糖市場の開設に合わせ、現在のものに改められました。)2009年5月に世界最高水準の性能と国際標準の取引機能を備えたNASDAQ OMX社の取引システムを導入したのに続き、翌年には夜間立会を午前4時まで延長するなど、国際市場として様々な環境整備を進めています。 www.tocom.or.jp/jp/index.html


原文はこちら
http://www.kvhasia.com/ja/information-center/press/e-267/

18:06 | IT:一般
 

【免責事項】
サイト掲載情報の正確性、および完全性については最善を尽くしておりますが、その内容を保証するものではございません。また利用者が当サイト、およびサイトに関連するコンテンツ、リンク先サイトにおける一切のサービス等を利用されたことに起因、または関連して生じた一切の損害(間接的、直接的を問わず)について、当社、当サイト、投稿者および情報提供者は一切の責任を負いません。

Copyright © 2010- GoodWay Inc. All rights reserved.