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2020/01/29

【アクセンチュア】アクセンチュア最新調査――金融機関は破壊的技術のリスク評価に苦戦

| by:ウェブ管理者
リスク管理部門の管理職は、AIやブロックチェーン、RPAの導入で想定外のリスクを発生させる可能性があると回答。72%は自身のスキル向上よりも速いペースで複雑なリスクが発生していると認識

アクセンチュア(NYSE: ACN)の最新調査によると、金融機関のリスク管理部門を率いる管理職の大多数が、自身が破壊的技術のリスクを適切に評価できる能力があるとは考えておらず、新たな脅威により効果的に対処するために新しい戦略とツールの積極的な導入に意欲的であることが明らかになりました。

アクセンチュアが行った最新調査「Accenture 2019 Global Risk Management Study(アクセンチュア 2019 グローバルリスク管理調査)」は、世界の銀行、保険、証券分野のリスク管理部門を率いる管理職約700人を対象とした調査に基づき作成されています。

本調査によると、組織全体で人工知能(AI)を導入する際のリスクを適切に評価できると回答したリスク管理部門管理職はわずか11%であり、ロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)やブロックチェーン導入のリスクに関してはそれぞれ9%、5%と、さらに下回っています。

さらに本調査では、外部のリスク要因がより複雑化するなか、リスク管理部門は新たな脅威や加速する変化に対応していくために、これまでのやり方を変えていく必要があると考えていることも判明しました。

例えば、回答者の72%が、相互に関連する複雑かつ新たなリスクがかつてないほど急速に発生していると答えている一方で、回答者の42%は、リスク管理部門が一定の効果を上げているのは、外部のリスク環境の変化への迅速な対応のみだと答えています。

アクセンチュアのシニア・マネジング・ディレクターで財務・リスク管理事業のグローバル統括であるスティーブ・カルプ(Steve Culp)は、次のように述べています。「リスク環境が変化と進化を続けるなか、データ漏洩に対する防御や相互に関連した新しい脅威への対応はますます複雑化しています。問題は、リスク管理を担う管理職がテクノロジーと同じペースで進歩できていないことです。しかしながら、リスク管理部門の管理職は、コスト削減の圧力を受けながらも、幅広いデータソースや高度なアナリティクス、AIなどを含む新しいツールやアプローチを取り入れる必要性を認識しています。」


原文はこちら
https://www.accenture.com/jp-ja/company-news-releases-20200129

15:03 | IT:一般
 

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