2018年9月27日(木)、パロアルトネットワークスは、サイバーセキュリティに関するイベントとしては国内で最大規模の「PALO ALTO NETWORKS DAY 2018」をANAインターコンチネンタルホテル東京で開催した。【挨拶】アリイ ヒロシ氏(パロアルトネットワークス 代表取締役会長兼社長)
アリイ氏は挨拶の中で、昨年は11社だったスポンサー企業が18社に増えたと報告した上で、さらなる技術的なパートナーシップを図り、今後もNo.1セキュリティソリューションを提供していきたいと抱負を語った。また、自社の紹介として世界で54,000社以上もの顧客を持ち、Fortune100企業のうち85社をサポート、ガートナーの調査では6年連続でファイヤーウォール部門のリーダーとして評価されていることも紹介した。さらに、最近発表したプラットフォームの中でのセキュリティセンサー、ファイヤウォールやエンドポイント、そして様々なクラウドのセキュリティサービスを用いることで、顧客の脅威インテリジェンスをいち早く発見し、シェアしていくというビジョンを新たに掲げると挨拶し、今年6月に入社した新会長・CEOのニケシュ・アローラ氏へバトンタッチした。
【講演】「セキュリティの現状を打破する」ニケシュ・アローラ氏(Palo Alto Networks, Inc. 会長兼最高経営責任者(CEO))
ニケシュ氏は、Palo Alto Networksの会長兼CEOに就任以前には、ソフトバンク(現 ソフトバンクグループ)の代表取締役副社長を務めた。それ以前はGoogle社に在籍し、10年にわたり上級副社長などを歴任。今回はセキュリティにおける改革について講演した。
【講演】「Society5.0とサイバーセキュリティ」竹中 平蔵 氏(東洋大学教授・慶応義塾大学名誉教授)
竹中氏は、第4次産業革命が進む中でサイバーセキュリティーがどういう役割を果たすのか、本来はエコノミストなので総論的な話になるがと前置きして、政府の骨太の方針、国家戦略、海外視察時のトピックスなども交えて講演した。
講演会場に隣接する展示会場では協賛企業のブースが立ち並び、いずれのブースも多くの来場者で賑わった。
パロアルトネットワークスは、2015年より日本で年次イベント「Palo Alto Networks Day」を開催し、デジタル時代を生き抜くために必要な新しいセキュリティへの発想の転換や、具体的な方法について最新情報を提供している。今年のテーマは「クラウド」で、前登録者数は2,000人後半に上ったといい、次回の開催も注目される。
(取材、撮影、記事、編集・制作 : プロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ )