2016年6月1日(水)、テメノス・ジャパンは、マンダリンオリエンタル東京 リンデンルームにおいて、金融機関やIT企業パートナーの関係者を招き、資産運用ソリューションセミナー「プライベート・バンキングからロボ・アドバイザーまで」を定員40名(同時通訳付き)で開催した。
冒頭に、Asia Pacific Temenos, Managing Director, Martin Frick氏より挨拶。ウェルス・マネジメント(資産運用/管理)の市場について解説、世界レベルでどのセグメントを対象にビジネスモデルを調整するかが重要な局面となってきたとした。その上で、新たな機会(強いファンダメンタル、顧客行動、デジタル化、ソーシャル)とゴール(パーソナライズ、最適な場所・タイミング・チャネル)に向けたテメノスのソリューションについて紹介した。
ゲストスピーカーとして、Dr. V. Anantha-Nageswaran氏(スイス系プライベートバンキングでの経験が豊富な独立コンサルタント)が登壇。「Investing in a world of negative interest rates」と題してG7開催とグローバルなマーケットについて触れつつ、マイナス金利下で有効な投資戦略と富裕層リテール向けの商品開発のほか、どのような資産に投資すべきか解説した。
続いて、Temenos Product Manager(Wealth Digital Channels) Jeremy Boot氏が登壇。「ロボ・アドバイザーとオートメーション 新しいデジタル投資環境とビジネスモデル」と題して、資産運用ビジネスの世界的な潮流とロボ・アドバイザーの市場状況、テメノスが提供するロボアドバイザー・ソリューション(Wealth Suite)についてデモを交えながら紹介。また、将来を見据え、目的別口座(住宅、教育等)の一元管理、外部システムとの口座統合、デジタル・コミュニケーション、通貨ヘッジ、経営視点のモニタリングとレポーティングなどにも取り組んでいきたいと語った。
その後、会場からの質疑応答が行われ、最後に Martin Frick氏よりプログラム内容をまとめ、締め括った。 講演終了後は、隣室に用意された夕食及び交流会の会場に移動。テメノス・ジャパン セールスディレクター 高橋 麻紀子氏より、参加者への御礼の言葉と共に乾杯した。 テメノス・グループは、ジュネーブを拠点にスイス証券取引所に上場している銀行システムのマーケットリーダー。世界の銀行トップ50行の内の38行を含む2,000社以上を顧客に持ち、本格的なSMAからロボアドバイザーまで資産運用先進国で磨かれた高付加価値なラップ/SMAソリューションを超富裕層向けに提供している。
伝統的なウェルスマネジメントとデジタルアドバイザリーの融合(ハイブリッド型)など、様々なセグメントを対象としたビジネスモデルに合わせて、グローバルなウェルス・マネジメントの個客ベースに開発された人とデジタルのアドバイスを実現するテメノスのロボアドバイザーサービスの今後の展開に注目したい。
(取材、撮影、記事、編集・制作 : GoodWayメディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ )