株式会社NTTデータ(以下:NTTデータ)は、将来の社会やビジネスに多大なインパクトを与えるテクノロジーのトレンドをまとめた「NTT DATA Technology Foresight 2021」を、2021年1月28日に公開しました。 人工知能(AI)やIoT(Internet of Things)を中心としたテクノロジーは、人々の価値観を大きく変え、新たなビジネスモデルや生活様式を提供し、世の中に大きな変化をもたらしています。NTTデータは、これらテクノロジーが社会やビジネスに与える影響を分析し、NTT DATA Technology Foresightとして2012年から10年にわたり毎年発信してきました。 「NTT DATA Technology Foresight 2021」では、引き続きAIやIoTがもたらす変化を注視しながら、インパクトの大きい新たな技術の萌芽を見つけるべく、今後3年から10年の間に変革をもたらす重要なテクノロジーや事象を特定・分析しています。これらをトレンド情報としてまとめ、情報化がもたらす社会やビジネスの大きな変化を示す3つの「情報社会トレンド」と、テクノロジーの詳細と将来像を具体的に示す6つの「技術トレンド」を導出しました。 NTTデータは、世界中のお客さまとトレンド情報を共有しながら将来に向けたコミュニケーションを深め、先進テクノロジーを活用したイノベーションの創出や社会課題の解決に取り組んでいきます。
NTT DATA Technology Foresightの10年 NTT DATA Technology Foresightは、変化が激しい時代において将来の進むべき道を解き明かすことを目的に、2012年に初めて発表されました。それから10年にわたり、最新のテクノロジーや社会動向の継続的な調査を通じ導出した将来変化を、トレンド情報として毎年発表しています。これらのトレンド情報はプライベートセミナーの形式で延べ3万人以上の方へ提供されています。 2012年はまさにAI躍進に拍車がかかった年であり、画像認識領域で深層学習を活用したAIが高い精度を出したことが発表され、AI活用への期待がさらに高まりました。それから10年、AIは進化を続け、2018年に技術革新を起こした言語処理技術や精度の高い画像・音声認識技術が、新たなビジネスやサービスを生み出しています。演算装置、通信機器、ストレージの進化に牽引される形で、さまざまなテクノロジーが発展し、一方では世界規模のウイルス流行といった未だかつて想像もしない問題に直面する時代において、ビジネスにおける最適な経営判断はより難しいものとなっています。このような時代においてNTTデータは、将来予測を含めたトレンド情報を継続的に発信し、世界中のお客さまと共有することで、新たなイノベーションの創出や社会課題の解決に取り組んできました。 NTTデータはNTT DATA Technology Foresightの取り組みを今後も継続し、今まで以上にこれらの未来の社会像から必要とされるイノベーションやビジネスの創出に向け、先進技術の研究開発に注力していきます。
NTT DATA Technology Foresight 2021 トレンド情報 NTT DATA Technology Foresightは、社会やビジネスの変化を中心にとらえた「情報社会トレンド」と、テクノロジーの変化をとらえた「技術トレンド」で構成されています。
NTT DATA Technology Foresight 2021「情報社会トレンド」 「情報社会トレンド」では、社会やビジネスの大きな変化を以下の3つのトレンドで示しています。※IST:Information Society Trend(情報社会トレンド)