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2014/06/03

【野村證券】2014~2015年度の企業業績見通し~2014 年度は大幅な為替レートの変動を想定せず、増収率、経常増益率ともに巡航速度に戻ることが見込まれる。

| by:ウェブ管理者
【2014年度予想の概要】

アナリストの予想によれば、2014 年度は Russell/Nomura Large Cap(除く金融)で前年度比 3.9%増収、同7.6%経常増益予想である。2014 年度通期の円ドル前提は 1 ドル 103 円(前回 103 円)、円ユーロ前提を 1 ユーロ 140 円(前回 140 円)であり、前回見通しから修正は加えていない。2014 年度については大幅な為替レートの変動を想定しておらず、増収率、経常増益率ともに巡航速度に戻ることが見込まれる。前回予想と比べると、増収率は 0.2%ポイントの上方修正となった一方、経常増益率は 3.4%ポイントの下方修正となった。予想経常利益実額は 7,421億円の下方修正と、2 四半期ぶりの下方修正である。なお、公益を除くと、同 8.2%経常増益予想から同 6.7%経常増益予想へと、1.5%ポイントの下方修正となる。

Russell/Nomura Large Cap は経常利益、税引利益、配当総額は 2007 年度に前回ピークを記録しているが、2013年度は、これらすべてピーク超えを果たした。07 年度の水準を 100 とすると、13 年度実績は経常利益で 103、税引利益で 113、配当総額で 111 という水準である。他方、ROE は 2013 年度に 2012 年度の 5.9%から 8.9%に上昇した後、2014 年度も 8.9%にとどまる見通しである。前回予想の 2013 年度 ROE は 9.2%であったが、自己資本の増加を主因として、2013 年度の ROE は結局 9%には届かずに終わったことになる。日本企業の ROE に対して久々に強い関心が寄せられる環境下、2014 年度に過去ピーク利益の連続更新を射程に入れた日本企業が、ROE の改善に向けてどういった施策を講じていくかが、これまで以上に注目を集めている。


原文はこちら
http://www.nomuraholdings.com/jp/news/nr/nsc/20140603/20140603.pdf

18:13 | 金融:証券
 

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