株式会社三菱 UFJ フィナンシャル・グループの連結子会社である株式会社三菱 UFJ 銀行は、今般、イスラエル国のフィンテック企業である Liquidity Capital M.C. Ltd.(以下 Liquidity Capital 社)に対し、40 百万米ドルの出資(以下 本出資)を行いました。
1. Liquidity Capital 社について[1] Liquidity Capital 社はイスラエル国テルアビブに本社を置くフィンテック企業として 2018 年に設立され、スタートアップ企業へのファイナンスにおける AI モデルの開発事業とファンド運営事業を主に展開しています。 Liquidity Capital 社の AI 技術は、独自のスコアリング手法や将来キャッシュフロー予測機能により、従来は困難であったスタートアップ向けの融資を実現しております。
2. 本出資の目的 当行はLiquidity Capital社との合弁会社であるMars Growth Capital Pte. Ltd(以下 Mars Growth Capital社)を通じ、Liquidity Capital 社のテクノロジー・AI モデルの有用性の検証を進めてまいりました。 Mars Growth Capital 社が運営するスタートアップ向けの融資ファンドの規模は、事業開始時(2021年)の 80 百万米ドルから現在の 750 百万米ドルまで順調に拡大しており、Liquidity Capital 社の AIモデルは、高い将来予測精度などの先進的な技術により、事業の展開を支えてまいりました。 当行は本出資を通じ、Mars Growth Capital 社の更なる事業展開を進めるとともに、Liquidity Capital社の先進テクノロジーを活用することでより利便性の高い、革新的な金融サービスの創出・提供に挑戦してまいります。