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2015/02/27

【QUICK】NIKKEI QUICK投信実力ランキング2014-2015解説 代替投資部門 米国REITを投資対象としたファンドがランキング上位に

| by:ウェブ管理者
代替投資部門は、不動産投資信託(REIT)、商品、転換社債(CB)などで運用するファンドが対象です。2014年の代替投資部門において短期評価(1年評価)、長期評価(3年評価)ともに上位10ファンドは、REITを投資対象としたファンドになりました。
なかでも投資家の人気を集めたのは、米国REIT型ファンドと、米国REITへの投資比率が高いグローバルREIT型ファンドで、短期、長期評価の1位から3位までをほぼ独占。米国REIT相場が米国株式相場に比べ大幅に上昇したことも、投資家に好感されたようです。

短期評価1位のファンドは、米国のREITに投資する新光投信の「新光 US-REIT オープン(愛称:ゼウス、06311049)」。世界的な独立系運用会社インベスコ・リミテッドの一員であるインベスコ・アドバイザーズ・インクが実質的に運用しています。同ファンドは14年の1年間で45.7%上昇したことに加え、2000億円を超える資金が流入し、純資産残高は1兆5000億円の大台を突破。長期評価でも3位にランクインしました。
2位は、日興アセットマネジメントの「ラサール・グローバルREITファンド(毎月分配型、02313043)」、3位は、三井住友トラスト・アセットマネジメントの「J-REIT・リサーチ・オープン(毎月決算型、64311051)」で、国内REIT型では最上位となりました。

長期評価1位のファンドは、日興アセットマネジメントの「ラサール・グローバルREITファンド(毎月分配型、02313043)」。グローバルREITで世界屈指の運用実績を持つラサール インベストメント マネージメント セキュリティーズエルエルシーが運用を行うファンドです。3年間で約4000億円の資金が流入し、12月末時点の純資産残高は3年前の約2倍の約1兆3000億円。3年間騰落率は127.7%でした。
2位に入った大和証券投資信託委託の「ダイワ米国リート・ファンド(毎月分配型、04312045)」は3年間の騰落率が126.5%、資金流入額は約2600億円です。

14年は主要各国で低金利が進み、相対的な利回りの高さから海外のREIT型ファンド、とりわけ景気回復期待の高まる米国のREITへ投資するファンドに資金が集まりました。
その一方で、10月の米連邦公開市場委員会(FOMC)声明発表後、米早期利上げ観測から円安・ドル高が進行したことで、11月には投資家の利益確定売りと思われる約2000億円もの資金が海外REIT型ファンドから流出しました。
米国の景気拡大を背景に利上げ開始時期が早まると、世界の金融市場が不安定となり、REIT市場も大きく調整する可能性があるので注意が必要です。

※本文は2014年12月30日時点のデータに基づき解説
※ファンド名称の後ろの英数字は投資信託協会ファンドコード


原文はこちら
http://corporate.quick.co.jp/original/fund_r/kaisetsu_04.html

17:08 | IT:一般
 

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