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2023/02/27

【あいおいニッセイ同和損害保険】【世界初】AIで人工衛星画像を解析し、台風発生時に各地域の建物平均損害額を被災後最短3日で可視化~事故受付から損害調査までの平均日数を7日短縮し、修理業者の早期手配も実現~

| by:ウェブ管理者
MS&ADインシュアランスグループのあいおいニッセイ同和損害保険株式会社(代表取締役社長:新納 啓介)は、国立大学法人広島大学(学長:越智 光夫、以下「広島大学」)と研究を進めている人工衛星などから地球の表面を観測・解析する「リモートセンシング」技術と、建物被害 AI 自動判読技術を組み合わせ、地域別に建物損害額を最短 3 日で可視化する取り組みを 2023 年度より開始します。被災地域の人工衛星画像や航空写真から各地域の建物損害額を推計する取り組みは世界初となります。
これにより、人工衛星画像や航空写真が得られた台風被災地域では、事故受付から損害調査開始までの平均日数を 7 日短縮できるほか、優良住宅修理業者の手配による養生・修理着工の早期化、また提携する自治体との情報共有による罹災証明書の手続き迅速化支援などに活用します。

1. 背景
損害保険業界の風水害による保険金支払額は 2018 年度より 2 年連続で 1 兆円を超えており、房総半島に上陸した 2019 年台風 15 号では 4,000 億円を超えるなど、台風による被害が激甚化しています。特に近年では、非常に強い勢力で接近・上陸する台風が多く、強風による民家の屋根被害が多数発生しており、被害が広範囲に及ぶケースもあります。
当社では、水害による損害調査ではリモートでの損害確認などを展開しており、迅速な保険金支払体制の構築を行っています。一方、強風による屋根の損害は家屋ごとに高所での被害確認が必要であり、大規模災害時には調査に平均 1 か月を要するなど、さらなる効率的・迅速な調査体制の確立が求められています。
これらを受け、当社と広島大学は、2021 年 3 月から台風等の強風被害に関する共同研究を進め、人工衛星などから地球の表面を観測・解析する「リモートセンシング」技術を活用し、台風による建物被害額を地域別に推計・可視化する手法を 2022 年 5 月に世界で初めて開発しました。
今般、本手法と広島大学の三浦弘之准教授が開発した建物被害 AI 自動判読技術を組み合わせた、新たな損害調査手法を 2023 年度より展開することとしました。


原文はこちら
https://www.aioinissaydowa.co.jp/corporate/about/news/pdf/2023/news_2023022401110.pdf

15:00 | 金融:保険
 

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