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2013/12/18

【日本取引所グループ】「JPX金融資本市場ワークショップからの提言 ~魅力ある我が国金融資本市場の創出に向けて~」を公表しました

| by:ウェブ管理者
株式会社日本取引所グループは、「JPX金融資本市場ワークショップからの提言 ~魅力ある我が国金融資本市場の創出に向けて~」を公表しましたので、お知らせいたします。

当社は、本年3月に策定・公表した中期経営計画の中で、将来ビジョンとして「アジア地域でもっとも選ばれる取引所」になることを掲げておりますが、アジア地域では、香港やシンガポールが国際金融センターの地位を確立しつつあり、さらに、中国が金融制度改革を加速させるなど、東京市場の相対的な国際的地位の低下は現実のものとなりつつあります。
市況自体はアベノミクスの効果等により、なお好調を維持しているかに見えますが、我が国の金融資本市場として、根本的に解決しなければいけない課題は、決して少なくありません。そうした危機感を踏まえながら、東京市場がどのように変わっていくべきかについて、取引所の施策に限らず、幅広い視点から検討するため、本年8月・9月の2回にわたり有識者の方々にお集まり頂き議論を行いました。別添は、その議論内容を踏まえ、政策提言として取りまとめたものです。

具体的には、大きな課題として「日本株市場の魅力向上」と「アジア諸国との共生」の2テーマについて、JPXとしての問題意識に基づき現状の分析を行い、そこで必要と考えられる対応策について、いくつかの提言を行っています。
— 企業の魅力を高めることを通じた「日本株市場の魅力向上」を図るための方策として、例えば、社外取締役の実質的な監督機能の発揮や、現在検討されている日本版スチュワードシップコードを通じた機関投資家と企業の対話の促進等を掲げています。
— また、実体経済とのつながりが深まっている日本とアジア地域の連携を金融面からも支援するため、プロボンド市場や上場インフラ市場を活用して資金を供給する必要性や国家戦略として東京の国際金融センター化を進める必要性を掲げています。なお、これらは、先週に報告書が公表された「金融・資本市場活性化有識者会合」における問題意識とも相通じるものがあります。

当社としては、この提言が、我が国金融資本市場の活性化ひいては日本経済のさらなる成長に向けた一助となれば幸いでありますし、また、今後も引き続き、我が国金融資本市場の発展に向けた諸課題に関する調査・研究を進めるとともに、積極的に情報発信や政策提言を実施してまいりたいと考えております。

提言報告書はこちら
http://www.jpx.co.jp/general-information/research-study/policy-recommendations.html


原文はこちら
http://www.jpx.co.jp/news-releases/131217_a.html

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