会場となった東京駅近くのベルサール八重洲は八重洲北口から徒歩3分、東京メトロ日本橋駅にも直結しておりアクセスは抜群の会場。注目を集めるフィンテックを背景に、ここ1~2年の投資を取り巻く金融業界でのテクノロジーの進化は顕著であり、当日の会場には「ロボアドバイザー」に興味を持つ多くの幅広い投資家が会場に駆け付け、開演前にはほぼ満席の状態となった。
【講演】ウェルスナビ 代表取締役CEO 柴山 和久氏「資産運用を行わない最大の理由は、やり方が分からず、信頼できる相談相手もいないから」
開演後、当日の講師を務めたのはロボアドバイザーのサービスを提供する柴山 和久氏(ウェルスナビ 代表取締役CEO)。
柴山氏は冒頭に簡単な自己紹介を行い、日英の財務省で合計9年間、予算、税制、金融、国際交渉に参画し、その後マッキンゼーでは、ウォール街に本拠を置く機関投資家を1年半サポートし、10兆円規模のリスク管理と資産運用に携わったといい、2015年4月に次世代の金融インフラを構築したいという想いからウェルスナビを創業したという。
その後、2016年に20兆円と推定される米国のロボアドバイザーの規模が、2020年には「220兆円」まで拡大する見通しであること、「長期、分散、積立」による着実な運用を目指すこと、世界中の経済活動への投資で4~6%のリターンを目指すなど「WealthNavi」の基本軸が紹介された。また、「預金偏重の日本について、英米までいかなくてもドイツ並みの資産配分比率になれば、多くの資金が市場へ流れ出るなど、資産形成ビジネスには大きな可能性がある。」と語った後、資産運用における「WealthNavi for SBI証券」の仕組みについて分かり易く解説した。
講演終了後は30分間の質疑応答コーナーも用意され、参加者は柴山氏に次々と率直な質問を投げかけた。時間が足りなくなるほど多くの質問が寄せられるなど、ロボアドバイザーに対する関心の高さがうかがえた。
質疑応答も終わりセミナーが閉会した後も多くの参加者が会場に残り、柴山氏やスタッフに質問を投げかけた。
大企業の退職金が年間で2.5%ずつ減少しているという昨今、少子高齢化による年金不安などにより、ライフプランへ資産運用、資産形成を組み込む必要性が高まる中、「やり方がわからない」、「相談相手・時間がない」などの理由で資産運用への一歩が踏み出せない層に対して「WealthNavi for SBI証券」は、資産運用に関わる全プロセスを自動化し、「世界水準の資産運用とリスク管理をすべての人に」を目指してサービスを提供中だ。今後の、同サービスの展開に注目したい。
(参考)
~1月31日(火)のサービス開始より、わずか2ヶ月余りで10,000口座、残高は50億円を達成~
(取材、撮影、記事、編集・制作 : GoodWayメディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ )