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2014/10/07

【日本IBM】基幹データとビッグデータを融合したリアルタイム分析を実現するメインフレーム向け新機能

| by:ウェブ管理者
IBM(本社:米国ニューヨーク州アーモンク、会長、社長兼CEO:バージニア・M・ロメッティ、NYSE:IBM)は本日、企業の業務処理をリアルタイムに分析する「IBM System z」の新機能を発表しました。

トランザクション・データ上にアナリティクスを統合し、データが処理されると同時に即実行可能な洞察を獲得することができます。この機能により、お客様の売上げ向上の機会を創出するとともに、不正行為を防止することで損 失を最小限にとどめることができます。

従来から備えるデータ処理性能にビッグデータ分析機能が完全に一体化したこの新機能によって、「IBM System z」は、シンプルで効率的なエンド・ツー・エンドのシステムとしてさらに進化しました。アナリティクスとトランザクション処理のリアルタイムな統合は、企業と顧客との接点が生み出す顧客情報の価値を高めます。

膨大な量のデータ、そして消費者のモバイル活用によって企業は新たな課題に直面しています。

今や、消費者は自分の好きな方法で、必要な時にいつでもサービスを得たいと考えています。しかし、企業は即座に期待に応える顧客サービスを提供しようとするものの、古いITシステムではこの期待に対応することはできません。

これに対し、メインフレーム・システムはトランザクション発生と同時に分析を行い、リアルタイムに洞察を導くことができます。全世界で、トランザクションの多くはメインフレーム上で発生しているため、この同時に分析を行う能力は重要です。実際、約55パーセントの企業向けアプリケーションはトランザクションを完結するためにメインフレームを必要としており、世界中の商取引がメインフレーム上で行われています。*1メインフレームはリアルタイムにトランザクションを分析し、不正を防止することができるため、不正行為が起きてからそれを発見・対応する場合と比べて、大幅に損失を削減することができるようになります。

さらに、「IBM System z」基盤上に分析機能を実装することで、ソーシャル・メディアをリアルタイムに分析できるようになり、「今」サービスや商品が消費者にどのように受け入れられているのか、競合他社に秀でるために「今」どうすべきか、についての洞察を得ることができるようになります。


Linux、クラウド、ストレージ、アナリティクス関連の新機能
本日の発表は、リアルタイム分析とトランザクション処理の融合に向けたIBMの明確なビジョンと戦略を具現化する、IBMの5年以上にわたる研究開発とシステム構築の実績を結集して開発した製品ポートフォリトです。本日の発表により、IBMはメインフレーム基盤に新しい分析機能を追加し、より高いセキュリティーを実現するとともに、Hadoopによるビッグデータ処理との連携も可能になります。

・IBM InfoSphere BigInsights for Linux on System z:「IBM System z」のお客様にオープンソースのApache HadoopとIBMのイノベーションを 組み合わせて、企業向けHadoopを提供します。

・IBM DB2 Analytics Accelerator: 複雑な検索処理の応答時間を2000倍短縮させると同時にセキュリティーを強化します。

さらに、IBMはLinuxとクラウド向け「IBM System z」の新機能を発表します。

・IBM Elastic Storage for Linux on System z:「IBM System z」のLinux環境向けにElastic Storageを拡張しました。

・IBM Cloud Manager with OpenStack for System z:System z、 Power、x86の異種混合環境全体のクラウド管理が可能になります。


*1 Vanson Bourneがオーストラリア、ベネルクス、フランス、ドイツ、イタリア、日本、イギリス、アメリカの垂直市場の大企業CIO350名を対象に、2013年に実施した調査に基づく。

当報道資料は、2014年10月6日(現地時間)にIBM Corporationが発表したプレスリリースの抄訳です。原文は下記URLをご参照ください。
http://www.ibm.com/press/us/en/pressrelease/45048.wss(US)


原文はこちら
http://www-06.ibm.com/jp/press/2014/10/0701.html

18:07 | IT:一般
 

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