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2014/09/05

【大和総研】新興国マンスリー(2014年9月)インドとブラジルの明暗を分けるもの

| by:ウェブ管理者
サマリー

◆4-6月期のGDP統計ではインドとブラジルの明暗がはっきり分かれた。インドでは政権交代への期待、その実現がすでに投資の回復をもたらし始めている可能性がある。ブラジルは今のところ景気回復のきっかけが見えずにいるが、同国でも政権の統治能力の低さが経済の足かせになっているという見方が共有されており、政権交代が景気活性化のきっかけとなる可能性はある。

◆新興国の同時的な景気停滞は、新興国経済の自律性の不足、先進国依存の強さを示唆する。その点、米国景気の回復は新興国復活に向けた大きな支援材料だが、過去数年の低成長は、新興国一般に対する市場や内外企業の予想成長率を引き下げてきた可能性があり、各新興国はその期待を再度上方修正させ、サイクルを逆転させるきっかけを掴む必要がある。今、必要なのは、インドに続く成功体験である。その点、最近のファンダメンタルズと無関係の新興国全般の株価上昇は懸念材料である。その同時性が、上昇が止まった時点で崩れる可能性が高く、それが再度、新興国悲観論を招く懸念があるからだ。
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http://www.dir.co.jp/research/report/overseas/emg/20140903_008909.pdf


原文はこちら
http://www.dir.co.jp/research/report/overseas/emg/20140903_008909.html

18:16 | 金融:証券
 

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