【エース交易】平成25年度3月期決算短信〔日本基準〕(連結)
http://www.acekoeki.co.jp/ir/newsrelease/edited/391.pdf
当連結会計年度における事業別の概況は次のとおりです。
①商品先物取引業務
当連結会計年度の商品先物取引業務は、世界的な商品市場の低迷により貴金属、石油、ゴム、穀物など全般的に取引が減少しました。その結果、当連結会計年度の商品先物取引業務にかかる委託売買高は前連結会計年度比22.8%減の952千枚となり、受取手数料は前連結会計年度比23.3%減の27億13百万円となりました。売買損益につきましては41百万円の売買収益(前連結会計年度は51百万円の売買収益)となりました。
②外国為替証拠金取引業務
当連結会計年度の外国為替市場は、レバレッジ規制の強化や競合他社との手数料ディスカウント競争の激化など、依然として厳しい環境が続いております。当連結会計年度前半は不透明な世界情勢の影響を受けて円高が進みましたが、平成24年12月からのアベノミクス効果や日銀の金融緩和策などを好感して、円が売られやすい環境となり、取引が活発化しました。結果として、当連結会計年度の外国為替証拠金取引業務にかかる収益は、前連結会計年度比10%増の1億24百万円となりました。
③証券取引業務
当連結会計年度の株式市場は、欧州債務問題を背景に当連結会計年度前半は取引が低迷しましたが、日米欧の金融緩和策導入の影響で世界的に株価が上昇し、取引が活発になりました。また、国内株式市場に関しては、急激な円安進行による企業業績の向上が予想され、相場の押し上げ材料となりました。結果として当連結会計年度の子会社アルバース証券株式会社の証券取引業務における受入手数料等は、前連結会計年度比60%増の2億82百万円となりました。また、子会社の株式会社マックマネー・インベストメントによる証券ディーリング業務の収入は、前連結会計年度比62%減の51百万円となりました。
④その他の事業
当連結会計年度のその他の事業としましては、毎月一定額を積み立てる金の定額購入商品「純金積立」の手数料収入や子会社エース交易不動産株式会社の事業収益に加え、子会社ビバーチェ・キャピタル・マネジメント株式会社の投資運用業務による運用報酬等88百万円(前連結会計年度の運用報酬は1億08百万円の収益)があり、合わせて1億07百万円の収益(前連結会計年度は1億28百万円の収益)を計上いたしました。
また、当連結会計年度における当社グループの営業費用は、採用活動強化等に伴う人件費の増大などから、前連結会計年度比10.2%増の40億27百万円となりました。
以上の結果、当連結会計年度の営業収益は、前連結会計年度比19.8%減の33億20百万円、営業損失は7億06百万円(前連結会計年度は営業利益4億90百万円)、経常損失が5億18百万円(前連結会計年度は経常利益3億96百万円)となり、全国商品取引業厚生年金基金の解散に伴う特別掛金や投資有価証券売却損等を特別損失として計上したことにより、当期純損失は5億66百万円(前連結会計年度は当期純利益が2億51百万円)となりました。
詳細
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