① 当期の経営成績 当連結会計年度におけるわが国経済は金融緩和策等の影響による円安・株高などを背景に、消費者心理や企業の景況感が改善するなど緩やかながらも国内景気が回復基調で推移しております。しかしながら、新興国経済の成長鈍化や米国における金融緩和縮小などにより景気の下振れリスクが存在することから、今後の日本経済の先行きに対する不安要素も強く、楽観視出来ない状況が続いております。 このような状況の中、当社グループにおきましては、金融市場の状況が昨年に比べ大きく好転し、投資信託の新規設定が増加傾向となった影響により、減少が続いておりました投資信託関連印刷業務の受注量が増加に転じ、ファンドディスクロージャー事業を中心に業績を大きく伸ばしております。また、同様の理由により、投資情報事業におけるASPサービスやオンライン証券を通じた個人投資家向けサービスが業績を伸ばしております。一方で、企業規模の拡大と業績の安定を目的とした他業種へのサービス展開を図り、既存事業以外の複数の事業へ投資を行ってまいりました。 以上の結果、当連結会計年度の売上高は3,454百万円(前年同期比294百万円増、9.3%増)、営業利益は318百万円(前年同期比108百万円増、51.7%増)となりました。また、経常利益は337百万円(前年同期比120百万円増、55.4%増)、当期純利益は220百万円(前年同期比65百万円増、42.2%増)となりました。