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2022/12/01

【三菱UFJ信託銀行】「パーミッションレス型ステーブルコイン」の健全な導入・普及に向けたワーキンググループの設置について

| by:ウェブ管理者
三菱 UFJ 信託銀行株式会社が主催する「デジタルアセット共創コンソーシアム」(略称 DCC、会員企業数 158 社)は、本邦における「パーミッションレス型ステーブルコイン*1(以下、パーミッションレス SC)」の導入・普及を目的とした「パーミッションレス型ステーブルコイン・ワーキンググループ(WG)」を設置し、検討を開始しますのでお知らせします。

*1 ブロックチェーン(BC)等の電子情報処理組織を用いて移転することができる、法定通貨と価値の連動等を目指す決済手段(資金決済法における「電子決済手段」)のうち、特定の管理者の許可なく誰でもネットワークにアクセスできる BC 上で発行されるものの総称

1.解決したい課題

例えば、“Web3”上の取引において、以下のような課題を認識しています。
① NFT*2 販売の支払対価として「銀行振込」や「クレジットカード」を前提とすると、NFT 発行前にオフチェーン(BC 外)で都度着金確認を行う等の負荷が生じ、また日本以外のグローバルな NFT マーケットプレイスへの出品ができない
② オンチェーン(BC 上)での自動処理や、グローバルな NFT マーケットプレイスへの出品を目的に暗号資産を用いると、受領対価について価格のボラティリティを抱えることになる
③ 海外発行ステーブルコインはリスクオフ資産として幅広く利用されているが、現状は日本国内での取り扱いがないために海外暗号資産取引所へ顧客および資産が流出してしまっている
④ 暗号資産交換業におけるカバー取引のために海外発行ステーブルコインが用いられている
⑤ 投資会社の Web3 企業への出資形態として、海外発行のパーミッションレス型ステーブルコインが用いられることが国際的な主流となっている

NFT や暗号資産の大宗はパーミッションレス型 BC で発行・流通しているため、前述のようなニーズを満たすためには、「パーミッションレス型 BC」上での「スマートコントラクトを用いた自動処理」が可能で、「価格が安定的」な、パーミッションレス SC の存在が不可欠といえます。


原文はこちら
https://www.tr.mufg.jp/ippan/release/pdf_mutb/221130_2.pdf

15:05 | 金融:銀行
 

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