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2020/05/19

【三井住友信託銀行】プライバシー保護深層学習技術を活用した不正送金検知精度向上に向けた実証実験への参画開始について

| by:ウェブ管理者
三井住友信託銀行株式会社(取締役社長:橋本 勝、以下「当社」)は、国立研究開発法人情報通信研究機構(理事長:徳田 英幸、以下「NICT」)、及び国立大学法人神戸大学(学長:武田 廣、以下「神戸大学」)、株式会社エルテス(代表取締役:菅原貴弘、以下「エルテス」)と、「プライバシー保護深層学習技術を活用した不正送金検知の実証実験(以下「本実証実験」)」を開始することといたしましたので、お知らせします。

1.背景・目的
近年の目覚ましいテクノロジーの進化や経済のグローバル化が進む一方で、マネー・ローンダリング、不正送金、振り込め詐欺などの金融犯罪手法は、益々、複雑化・巧妙化しており、それらの脅威への対策は、社会課題の一つとして、より重要性を増しています。
当社におきましても、従来より、金融犯罪対策を重要な経営課題と位置づけ、不断の取り組みを続けてきております。今後の更なる高度化を通じ、より、安心・安全な金融サービスをご提供するため、NICT、神戸大学、エルテスが実施する本実証実験に参画し、AI を活用して、不正取引の自動検知精度を向上させる取り組みを開始することといたしました。
本取り組みをはじめ、当社では、デジタル技術を積極的に活用し、今後とも、業務の高度化を通じて、社会ならびにお客様からのご期待に応えてまいります。

2.本実証実験の概要
AI による学習の効果を最大化するためには、学習データのボリューム確保が課題となります。そこで、本実証実験では、複数の銀行で個別に AI に取引データを学習させた後に、当該学習結果のみを暗号化して中央サーバに送信し、中央サーバで各銀行の学習結果を暗号化したまま更新する仕組み(NICT のプライバシー保護深層学習技術「DeepProtect(*)」)を活用します。
これにより、データのプライバシー保護を図りつつ、複数機関で連携した学習を通じて、不正取引検知精度向上が期待されるとともに、デジタル技術を活用した当社の業務プロセスの変革にも繋げてまいります。


原文はこちら
https://www.smtb.jp/corporate/release/pdf/200519.pdf

16:05 | 金融:銀行
 

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