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2021/05/28

【損害保険ジャパン】世界初のスキームによる大災害債『Sakura Re 2021-1』のグループ共同発行について

| by:ウェブ管理者
損害保険ジャパン株式会社(取締役社長:西澤 敬二、以下「損保ジャパン」)および Sompo International oldingsLtd.(CEO:奥村 幹夫、以下「SI」)傘下の保険会社は、今般、日本国内の風水災リスクおよび北米の地震リスクを対象とする大災害債※『Sakura Re 2021-1』(以下「本キャットボンド」)を共同発行しました。
本キャットボンドは、2つの大災害債がそれぞれ独立して日本国内の風水災リスクおよび北米の地震リスクカバーとして機能するのみならず、いずれかの債券を費消した場合には、残った債券が日本国内の風水災リスクおよび北米の地震リスクのどちらのカバーとしても機能する世界初のスキームです。これにより、大規模災害でキャットボンドが費消した直後の追加の再保険手配に時間的な猶予を持てることになります。
※ 大災害債(英: cat bond, catastrophe bond)は、地震や台風等の大災害リスクを資本市場へ移転する仕組みです。あらかじめ定めた基準を超える災害が発生しなければ、利回りと元本が投資家へ償還されますが、災害が発生した場合には元本の一部もしくはまたは全額が減額されます。

1.概要
本キャットボンドは、英領バミューダに設立した特別目的会社である「Sakura Re Ltd.」を通じて、損保ジャパンと SI の2社から、機関投資家向けに発行したものです。特定の自然災害によって生じた損害があらかじめ設定した条件を超過した場合に、その超過額に応じて投資家へ償還予定の元本の一部または全部を、再保険金として充当します

2.背景
損保ジャパンは、保有する日本国内における自然災害のリスク量を適切にコントロールするため、また効率的な再保険手配を行うため、これまでも複数回にわたりキャットボンドを発行してきました。本キャットボンドはその一環であると同時に、世界初となる革新的なスキームを取り入れ、更なるグループシナジーの発揮を目指したものです。

3.特徴
大規模な日本風水災や北米地震が発生し、本キャットボンドのうちいずれか一方を費消した場合には、残ったもう一方の債券が日本国内の風水災リスクおよび北米の地震リスクのどちらのカバーとしても機能します。これにより、大規模災害でキャットボンドが費消した直後の追加再保険手配に時間的な猶予を持てることになり、再保険プログラムの安定化や手配の効率化に寄与します。


原文はこちら
https://www.sompo-japan.co.jp/-/media/SJNK/files/news/2021/20210528_1.pdf?la=ja-JP

15:00 | 金融:保険
 

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