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2013/06/07

【内藤証券】中国株 業界レポート「IT・ソフトウエア業界」

| by:ウェブ管理者

【内藤証券】中国株 業界レポート「IT・ソフトウエア業界」~世界最大のネット大国、スマートフォン関連サービスが好調~
http://www.naito-sec.co.jp/china/report/sector/130603a.html


市場動向 ~農村部を中心にネット普及が一層拡大、依然として成長余地が大きい~

12年の業界規模:
売上高:2兆4794億元(前年比31.5%増)、ネットユーザー数(13年3月末):5.78億人(ネット普及率:43.1%)


中国のIT業界は昨年も成長が続き、年間の業界売上高は前年に比べ約3割増加、2兆元の大台を大きく上回った。ネット接続の主力である携帯電話では、低価格帯スマートフォンが農村部を中心に普及。これにより世界最大のネットユーザー数は一層拡大した。主力のソフトウエア開発を含め、いずれの分野も2ケタの伸びを維持。このなかでも電子商取引(Eコマース)や、ミニブログ「微博」、チャットアプリ「微信」などスマートフォン向けアプリの関連市場などが好調だった。一方で、全体的に見れば成長スピードの減速感は否めず、業績不振の企業も目立つ。それでもネット普及率は4割を超える程度にあり、IT市場全体の成長余地は大きい。今後もネット環境の整備・進化を追い風に、引き続きサービスの多様化が進むと考えられる。当局は次世代ITを15年までの戦略的振興産業の一つに設定。これには、「三網融合」(電信、放送、インターネット網の一体化=トリプルプレイ)など多くの注目分野が盛り込まれており、政策的支援が見込める。


業界の特徴 ~民営・中小企業が大半を占める成長市場、技術革新が速く競争も激しい~
生産・販売面:
IT業界は民営・中小が大半を占め、数多くの企業が成長市場で激しい競争を繰り広げている。主にソフトウエア開発、システムインテグレーション(SI)、データ処理サービスなどに分けられ、売上高全体に占める割合はそれぞれ32%、23%、17%。成長性が高い反面、安定的な資金調達力、優秀な人材の確保などが課題。さらに製品・サービスは技術革新が速い上に他社に模倣されやすく、違法コピーも氾濫しており、業界の新陳代謝は速い。江蘇・広東省など東部沿海部での売上高が全体の76%を占めており、内陸部の割合は依然として低い。これはインターネットの普及度と重なる部分が大きい。


国際面:
中国企業は人材・コスト競争力などを武器に、日本をはじめとした海外企業からアウトソーシングの契約を受注するなど海外事業には積極的であり、規模も大きい。一方、外資の進出は進んでいるものの、規制の壁がその前に大きく立ちはだかっている。


政策面:
IT業界は特にネットメディアの分野で政府の規制が強く、ニュースサイトなどは外資による投資が禁止されている。このため、登記上では外国企業となる一部の地場系上場IT企業(騰訊控股(00700))などは、資本関係を持たずに契約を交わすことで経営実体を支配下に置いている(CCF方式)。一方、当局は国内IT産業の発展に積極的。特に戦略的新興産業に指定された分野には手厚い支援を行うとみられる。


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http://www.naito-sec.co.jp/china/report/sector/130603a.html


19:25 | 決算&開示データ
 

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