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2022/04/07

【第二地方銀行協会】SARBLAB-SDGs 基礎編「地域課題ワークショップ」開催!

| by:ウェブ管理者


 2022年3月2日(水)、一般社団法人第二地方銀行協会は、SARBLAB-SDGs基礎編「地域課題ワークショップ」を開催した。

 SARBLAB(Second Association of Regional Banks Laboratory)は、第二地方銀行協会が加盟行のデジタル化やSDGsの取組み推進、およびスタートアップなどの外部企業との連携によるオープンイノベーションを支援するプラットフォーム。この日は、会員行における地域課題について参加者間で議論し、解決策や自行として何ができるか模索するワークショップが開催された。

挨拶




 冒頭、鈴木 正信氏(第二地方銀行協会 SARBLAB室 主任調査役)は、今後本格的に取組みを推進していくためには、地域が抱える課題の的確な把握と銀行として提供できるソリューションの企画、そして様々な関係者との連携が必要と述べ、ワークショップでの他行との意見交換を通じて、より良い解決策につながればと挨拶した。なお、この日の進行は、左座 奨平氏(デジタルベースキャピタル マーケティングマネージャー)が務めた。


 続いて、ワークショップに事例集の動画ビデオを提供し、本日のグループセッションにも参加する永石 一成氏(F.デザインNAGASAKI 代表取締役)がゲストとして挨拶。長崎市で飲食店の経営や食品・加工食品の卸を営み、さらに現在は地域のオープンイノベーションの取組みとして、県・市・大学・地銀さんと一緒に長崎の地域課題に取組んでいることを共有した。

ワークショップの説明



 桜井 駿氏(デジタルベースキャピタル 代表)は、今回のワークショップの目的は、SDGsを実践していくために地域課題解決を目指したビジネスについて知ること、および地域課題をもとにした事業の企画、立案スキルを身に着けることとして、当日の研修プログラムの概要について説明した。

ワークショップ



 冒頭に、山内 嘉文氏(デジタルベースキャピタル DX推進事業部 シニアマネージャー)より、高知県四万十町に移住して自ら養鶏場を事業承継したプロフィールを簡単に紹介後、課題決定~発表から議論~発表に至るまでのワークタイムスケジュール等について説明した。


 今回は事前課題として永石氏が提供する自治体・地銀・大手商社と共に取組むビジネスモデルの創出事例を紹介するビデオを視聴し、各自がワークシートを作成。それをもとに各4人のグループワークで研修を行った。各グループで決めた「脱炭素への取組み 再生可能エネルギーの普及」、「泡盛産業の振興」などのテーマ・課題について議論し、発表と質疑応答を行った。


総括


 総括で永石氏は、一社だけで課題を抱えずに、ロールモデルをいかに作っていくか、そのハブの部分を地方銀行が担ってくれると民間業者としては非常に心強いだろうと述べた。

 また鈴木氏は、地域によってステークホルダーも様々、地域金融機関によって課題や解決策は千差万別の中、今回の経験を通じて問題の捉え方や思考方法に少しでも役に立てばと述べた。また、本格的にSDGsに取組んで地域に欠かせない銀行であるために経営全体としての推進の必要性に触れた。

 最後に桜井氏は、所属銀行が同じでも全く違う切り口のテーマ選定がなされるなど、課題に溢れていることにむしろチャンスを感じたと述べ、東京のベンチャーや地銀が取りまとめて、さらに国も巻き込んでいけることになれば、地銀の次なる在り方を模索できる形にもなるだろうと総括した。

 新年度以降のSARBLABの活動としては、アプリに関する勉強会やBaaS・API基盤の共同利用に関するベンダー分科会、テーマ別Meetupなどが予定されている。

(記事、編集・制作 : GoodWayメディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ )







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