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2014/09/04

【QUICK】日本経済新聞社グループ企業IRセミナーを開催しました「満足度の高まる企業IR~多様なステークホルダーの対応~」

| by:ウェブ管理者
株式会社QUICKは2014年7月18日、日経メディアマーケティング株式会社と共催でIR実務担当者向けのセミナーを開催しました。 株式会社QBR QUICK企業研究所 調査部長 豊田博幸氏を講師に迎え、「満足度の高まる企業IR~多様なステークホルダーの対応~」 と題し、講演いただきました。主な内容は以下の通りです。


【講演要旨】

●Win-Winの関係を築く
企業のIR担当には、多種多様なステークホルダー(利害関係者)と円滑なコミュニュケーションを取り、 自社及びステークホルダーとWin-Winの関係を築くことが求められている。全てのステークホルダーの要求を叶えることは難しいが、 「持続可能な成長企業である、あるいはそれを目指していることを訴え続ける」ことで全体の効果を高めることができる。

多種多様なステークホルダー
多種多様なステークホルダー

●業績が悪くても「成長企業」という言葉を
成長企業とは「中期的な成長可能な有望ビジネスを抱え、そのビジネスが将来の収益基盤の中核となる シナリオがある企業」と考えている。現在の主力ビジネスが必ずしも成長している必要はない。 業績が悪くても「成長企業」という言葉を使ってステークホルダーに説明してほしい。 リーマンショック後に収益が悪化したことで、その「回復過程」と説明する企業が多いが、 有望なビジネスを抱えていれば、「成長企業」とすべきだ。 また、持続可能な企業とは「様々なステークホルダーと共存共栄しもしくは共生していく企業」と定義している。

●企業価値の認識が必要
企業価値の適切な評価について、株価は市場が決めるもので、企業側は関知しない――とする考えは好ましくない。 少なくとも企業価値がいくらになるか、データを公表するか否かは別にして、経営者が認識しておく必要がある。 企業アナリストの立場からは、企業価値がどのような状態か、どの方向に向いているのかを企業側から示されることがありがたい。

●株価は利益とIRで形成
株価は短期的には美人投票の側面が強いが、長期的には利益成長、ファンダメンタルと連動性が高い。 企業がどう考え、どう進むかなどといった企業活動を、正確に様々なステークホルダーに浸透させることがIRの力だ。 株価は利益とIRが組み合わされて形成されると言える。

●重電3社の株価の差は
例として重電3社の株価の推移をみてみよう。三菱電機は2005年ごろから、それまでトップだった日立の株価を上回り、 その後も差が広がっている。三菱電機の主力は家電ではないが、 コンシューマー向けコマーシャルで企業イメージをアップするなど、ポテンシャルの宣伝が上手い。


原文はこちら
http://www.quick.co.jp/whats_new/20140904.html

18:00 | IT:決算・人事・IR
 

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